こんにちは、求道者の天啓聖母です。

お金の為に労働する社会を無くしたい、日々の一歩一歩の歩みを綴ります。

 

前回に引き続き、日本語の読解力の問題について書きたいと思います。

 

さて、東ロボ君よりも読解力が劣る日本人達がいる件について、社会はどのように対処してきたのでしょう。

えぇ・・・聖母さんは、ゆるふわなので、小泉さんなんてあまりTVで見たこともなかったです。

劇場型の人ですねぇ・・・今更のように知りました。

 

郵政民営化なんて、国家公務員を民営化とか考えてもいなかった層に対して、たったひとつのキーワードをぶつけてますね。

そして、あとは劇場型の演出・・・。

 

こんな言葉があるようです。

> 「IQ」が比較的低くかつ構造改革に中立ないし肯定的な層を「B層」とした。B層には、「主婦と子供を中心とした層、シルバー層」を含み、「具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層、内閣閣僚を何となく支持する層」を指すとされる。

 

今でもCMは偏差値40向けにつくるといいと聞きますし、キーワードが多すぎると理解できない層には1個だけを繰り返し、そしてあとは意識高い系のような演出でですね・・・・。

 

 

 

さて、前ページの新井先生の提示した例ですが、

・幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。
・1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。

 

以上の2文は同じ意味でしょうか。

答え 異なる

> もちろん、答えは「異なる」です。けれども、中学生の正答率は57%にとどまりました。

 

この文章は単語は同一ですが、意味はことなる。しかし、これを同じ意味であると回答した層は読解力がなく、単語のみを拾い文章を読解せず、出鱈目な解釈をしていると推測されます。

 

そりゃ、新井先生の言うように、

> まずは、文筆業をされている方たち。「物を書いて世に問うのだから批判されるのは覚悟している。けれども、近年あまりに理不尽かつ不可解な非難が多くて議論にならない。よほど悪意があるのかと思っていたが、この本を読んで、『もしかするとそういう人たちは文章を読めていないのかもしれない』と思い始めた」と言うのです。

こんなこともあるでしょうね。

 

 

先日、病院に行った時のこと、医師とナースとの会話が面白かったです。

医「高齢者はカルシウムはタンパク質に比較して十分に摂れていて、むしろサプリメントを飲むことで過剰症になって血管の石灰化や腎障害が問題。エンシュアやラコールのように糖分の多いものではなくタンパク質のみを効果的に摂取できるものはないか?」

看「カルシウムウエハースはどうですか?薬局で売ってますよ。」

医「今言ったこと聞いてたの?カルシウムはダメだという話をしたんだよ。なんでそこでカルシウムウエハースはどうですか?という話になるの?」

看「えー、カルシウム体に良いですしカルシウムウエハースでいいと思うんだけど、違いますかぁ?」

 

・・・ちょっと・・・笑ってしまいました。

周囲でそれを聞いていた他の待合の人達も笑ってました。

看護師はカルシウムという単語が入っていて、それが過剰の場合は体に悪いという知識がなく医師の話を聞いたので読解することができずに、カルシウムウエハースを勧めたのでしょう。

 

 

 

さあ・・・私も小泉純一郎さんを見習おうかな・・・。

キーワードは1個、そして劇場型ね・・・。

 

 

 

天啓 聖母