小説や映画、マンガ等を観賞するときに、キャラクター重視の人とストーリー重視の人がいる。
 これは消費者側だけでなく、クリエイター側でも同じ二分法で考えることができるのだろう。

 そして、ストーリー重視の中から派生した第三のタイプが「設定や元ネタに走る者」で、「作者がその小説を書くに至った背景」とか、「あのマンガのキャラの名前の元ネタは、1980年代洋楽の○○」とか、そんなところにばかり気が入ってしまうタイプであり、自分がそれに該当する。

 このたび、『哲学を知ったら、生きやすくなった(サワグチ けいすけ・マンガ/小川 仁志・監修・解説/日経BP・刊)』を読み終わった。半分がマンガ、半分が文章のような構成となっている。この中に、以下の3名の主要女性キャラクターが登場した。

・鴨居 美留(かもい みる)
・神 保実(じん やすみ)
・芦田 凛(あしだ りん)

 自分は最近、山歩きや犬の散歩中に見かける花々に興味がわき始めたので、まず『鴨居 美留(かもい みる)』は『カモミール』だと推察した。
 とすると、『神 保実(じん やすみ)』も花の名前で、『ジャスミン』。

 ところが、もう1名で苦戦した。
 『芦田 凛(あしだ りん)』・・・
 『ダリア』だとすると、『シン』って何?
 『シダ』は植物だけど、花じゃない・・・
 頭の中で、何度もアナグラムを考える日々・・・
 『だんしゃり(断捨離)』???
 『シリンダー』???

 さっき、答えが出た。3名の名の元ネタは『花』ではなくて、『ティー(飲み物)』だ!!
 『ダージリン』!!!
 よっしゃ!!!
 良い頭の体操になった!

 

 

※そう言えば、今村昌弘の『魔眼の匣の殺人』『屍人荘の殺人』の「葉村譲」の「葉村」が「葉と村」→「ハトソン」で、「譲」が「ジョウ」→「ジョン」で、「ジョン・H・ワトソン」じゃないないかな、と推察してみたこともあったね。

 

続・今村昌弘の『魔眼の匣の殺人』相沢沙呼の『medium [メディウム] 霊媒探偵 城塚翡翠』 | 武術とレトロゲーム (ameblo.jp)