明石淡路島レンタサイクルでロードバイクを借り、画像のフェリー(淡路ジェノバライン)で淡路島(岩屋港)へ。明石海峡大橋も見える。

 

一度、巨大仏と反対方向の明石海峡大橋下へ。レンタルした自転車とお茶のペットボトルの色が、仮面ライダーV3!

 

これは、白い灯台か?世界七不思議のロドス島のヘリオス像か?見えてきたぞ巨大仏。

 

首の下部分がもともと展望台だったが、むち打ち症用のギプスに見えたため、「むち打ち観音」と揶揄された。

 

世界平和大観音(巨大仏)の真正面までたどり着く。本体80メートル・台座20メートルの100メートル!

 

さらに下からアップで。左脇腹の外壁が、劣化して落下したのがわかる。リュウガ様は、すでに陰腹を斬っておられたか!無論、これ以上侵入することは不可能。絶好の天気の中、目をつむり般若心経を唱える。

 

翌日に、ハロー効果を狙って逆光で撮影。『リングにかけろ』のゼウスの初登場シーンを思い出す。

 

やや北側を向いているため、日光の当たる方向からの撮影は、このアングルとなった。早朝に撮影すべきであったか?右手から、カンゼオム光線がほどばしりそう。

 

南方向から撮影。やはり、白い灯台のイメージ。

 

 淡路島に巨大仏があることは、以前から知っていました。しかし、実際に訪れる機会がありませんでした。そうしているうちに、現在は国の所有物となっているが、経年劣化による倒壊の可能性も出てきたため、段階的に寺と仏像を解体撤去するとの報道がありました。巨大仏の名は、「世界平和大観音(像)」。台座が20メートル、像本体が80メートル、100メートルの建造物です。初代ウルトラマンの身長が40メートルですので、その2倍の高さがあります。首の下部分がもともと展望台でしたが、その形状がむち打ち症用のギプスに見えたため、「むち打ち観音」と揶揄されていました。2006年までは入館が可能でしたが、自分は当時、武術やTVゲーム・読書等、別の方向に関心があったため、この巨大仏の胎内に入り、展望台から大阪方面を眺望したいとの切に願うことがありませんでした。今覚えば、淡路島の世界平和大観音像と大阪府富田林市の大平和祈念塔(PLの塔)だけは、中に入って天気の良い日に高みから展望してみたかったものです。10月の天候の良い日に、決行して参りました。

 

 さて、どう言った方法で巨大仏までアプローチしようかと考えていたところ、明石駅から歩いていけるところに、明石・淡路島レンタサイクルと言うショップがあり、そこで1泊2日でロードバイクを事前予約しました。過去に、しまなみ海道をレンタルしたロードバイクで約100キロ走ったこともあり、姫路~湯郷温泉の片道約80キロをマイ自転車を使って2日間で往って帰ったこともあったので、この距離ならば行けると思いました。

 

https://akashi-rental-cycle.com/

 

 そこから、自転車で少し西へ行ったところにフェリー(淡路ジェノバライン)の乗り場があり、自転車ごと乗り込むことが可能です。ただし、自転車は固定され、人は別のところへ座ります。何と約13分で、淡路島の岩屋港へたどり着くことができます。確か大人料金+自転車料金で770円でした。

 

http://www.jenova-line.co.jp/

 

 岩屋港へ着いたのち、まず世界平和大観音とは逆方法の北側へロードバイクで走ってみました。そして、明石海峡大橋の真下で撮影したのが、2枚目の画像です。普段自分は、仮面ライダー1号的なカラーのロードバイク、GIANTのグラビエ(GRAVIER)に乗っているのですが、

 

https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12506019040.html

 

 今回お借りしたGIANTの赤いロードバイクに、緑色のお茶のペットボトルを設置したら、仮面ライダーV3カラーなので笑ってしまいました。それからは、淡路島東岸を南方向へ水分補給をしながら進みました。最初に遠くに世界平和大観音が見えたときは、まるで白い灯台のように見えました。現在は存在しませんが、世界七不思議のひとつであるロドス島(ロードス島)のヘリオス像も、こんなたたずまいだったのでしょうか。サイクリングで走れば走るほど、より大きく見えてきて、俄然高揚感が高まります。

 
 明石海峡大橋の真下から、休憩や撮影をしつつ約1時間15分で世界平和大観音(平和観音寺)のふもとに到着しました。GPS機能のある腕時計によると、この時点で約18キロを走っています。この世界平和大観音像・平和観音寺は、過去に姫路にもあったホテル・オクウチの創業者である奥内豊吉が、バブル景気よりもかなり前となる1977年に建立したものです。その発想じたいは好きですが、奈良の大仏のような歴史的価値、芸術的価値はありません。前述したように現在は国の所有物となり、倒壊の危険性があるため、2021年度から観音像を撤去する予定です。従って、5枚目の画像よりも近づくことはできません。Wikipedia等の画像にある十重之塔らしきものは解体されたのか、見当たりませんでした。かたちあるモノはいずれ滅する諸行無常を感じつつ、目をつむって般若心経を唱えました。ちなみに、般若心経の冒頭の「観自在菩薩」は、「観世音菩薩」つまり「観音さま」のことです。
 
 自分としては岡山県津山市の7メートルZガンダムや、お台場のユニコーンガンダム(高さ19.7メートル)にも神々しさを感じてしまう性分なので、歴史的価値や芸術的価値とは別に、この観音さまにも神々しさを感じてしまった訳ですが、南側の遠方から眺めるとその手からカンゼオム光線か何かが発せられそうな雰囲気でした。青空に白い巨大仏は、映えます。
 
 その後、さらにサイクリングを続け、淡路市志筑のラーメン屋さん「ZOE」で遅めの昼食をとり、サンパーク東浦へ宿泊しました。GPS機能のある腕時計によると、1日で46キロあまりを走行したようです。
 
 巨大仏と言えば、小豆島に高さ約50~60メートルとされる1995年公開の小豆島大観音があるので、次回はそちらを訪れて、比較してみたいと思います。
 
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