『ゲームセンターあらし』、「恋なんてぶっとばせ!!」の巻より。

「いくらテレビゲームがうまくても、給料がもらえるわけじゃない。」

「テレビゲームなんて、何の役にも立ちやしない………。」

「手にやけどするまで特訓したって、だれもほめちゃくれない。」

「かえってばかにされるだけ……」

 

この話が『コロコロコミック』に連載されたのが、1980年12月号。

 

http://000.la.coocan.jp/arashi/episode/index.html

 

その約5年後にあたる1985年夏のハドソン全国キャラバン(ゲームは『スターフォース』)において、最初のファミコン名人として、高橋名人が誕生する。そして、高橋名人が夏のキャラバンに誘うかたちで、毛利名人も現れる。

 

のちに、高橋名人は当時忙しかったが、ハドソンの他の社員と同等の給与しかもらっていなかったことや、みんなが信じていたほどゲームがうまくなかったことを告白している。だが、『ゲームセンターあらし』のセリフから5年後には、少なくともゲームのうまい人が(主に子どもたちから)評価・称賛される時代は到来した。そして、『ゲームセンターあらし』の連載されていた『コロコロコミック』に、『ファミコンランナー 高橋名人物語』が1986年4月号より連載される結果となる。

 

 

※関連リンク先

『ゲームセンターあらし』雑感

https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12629868756.html

 

 

ファミコン名人誕生の理由を振り返る(ハドソン側視点と徳間書店側視点)

https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12517558069.html