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鶴山八幡宮(つるやまはちまんぐう)。
 
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美作総社宮(みまさかそうじゃぐう)。
 
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山頂の三等三角点「神楽尾」と、北西の眺め。人工的に樹木が伐採され、四方への展望が素晴らしい。
 
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山頂から、南方の神南備山を望む。
 
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南東の平地から神楽尾山を眺める。
 
 
 
 
 3年前の11月に岡山県津山市の神南備山(かんなびさん)を、足で登りましたので、
 
 今回は神楽尾山(かぐらおさん)へ登ることにしました。
 神楽尾山(は、津山市にある標高308.44メートルの山で、山頂は三等三角点「神楽尾」があり、山上は神楽尾城跡でもあります。岡山県百名山に選定されていますが、みまさかの山30選には選ばれておらず、「旧版 分県登山ガイド 岡山県の山(山と渓谷社/岡山県山岳連盟・著)」に記載はありますが、「改訂版 分県登山ガイド 岡山県の山」および「改訂版 新ルート 岡山の山百選(吉備人出版/福田明夫・編著/守屋益男・監修)」には記載がありません。
 
 思うに、神南備山と神楽尾山は対になっているような気がします。どちらも「神」が名のはじめに付く山で、標高もほぼ同じ。津山城跡を中心とする津山市街を南側から見下ろすのが神南備山、北側から見下ろすのが神楽尾山です。「かんなび(かむなび)」とは、神様のいる山や森のことで、「神南備」のほか、「神奈備」「神名火」「甘南備」など、様々な字が充てられますが、「南」の字が入っているのは、「津山の南」の意味も含んでいるかもしれません。
 
 さて、今回はJR津山駅からレンタサイクルを使わず歩いてみることとしました。パック旅行ではない旅の醍醐味は、「アドリブとハプニングを楽しむ点」にあると思うですが、こと山歩きに関しては事前調査をしないことが生命や身体の危険に繋がるので、難しいところです。今回は街に近い低山であることもあり、最低限の情報だけ調べて歩きました。意識した訳でもないのに、歩いたコースが「鶴山八幡宮」→「美作総社宮」→「神楽尾公園」となりました。山歩きに向かう気分を高揚させるのに適したコースとなりました。
 中国自動車道を北側に越えて、よくわからぬまま麓の神楽尾公園を目指しましたが、墓地のようなところに出てしまい、慌てて柵を越えて入った場所が公園のゴーカートのコース内だったようです。驚いて別の場所から下り、公園へ登り直しましたが、見つかれば明らかに不審者扱いです(笑)。
 
 コースとしては小原口、二の丸を通って山頂に至り、総社東へと下りました。山頂は、人工的に樹木が伐採してあり、そのおかげで四方八方全方向への展望が開けていました。爽快です。北方向しか見渡せない神南備山展望台とは対照的です。また、山頂には三等三角点「神楽尾」がありますが、見つけるのに苦労した神南備山の四等三角点「佐良山」とは違い、山頂に着けばすぐに場所がわかります。
 
 神南備山のときに「地元のウォーキングの人をみかけない」と書きましたが、それは神南備山周辺の人口密度が低いせいと、朝だったせいのようです。平日にもかかわらず午後の神楽尾山を歩く人は結構いましたし、夕方ともなるとガーデンヒルズ津山の辺りはウォーキングと犬の散歩でいっぱいでした。
 
 姫路市や神戸市に住んでいると、「山は北側、海は南側、川は北から南へ流れる。」と言う先入観を持ちます。盆地の津山を見渡すと、どちらの方向も山々、川は東西に流れたりしており、先入観に基づく方向感覚が通用しません。
 
 次回は天狗寺山(てんぐうぎさん)を目指したいです。
 
 
 
 
 
 
 
 

※関連リンク先

「山歩き まとめ(改)」 
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html