![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/7e/0d/j/o0800060014534626867.jpg?caw=800)
神南備山展望台辺りから、吉井川と北方の中国山地を望む。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/dd/56/j/o0600080014534626876.jpg?caw=800)
長法寺多宝塔と青空。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/3a/6e/j/o0600080014534626887.jpg?caw=800)
津山市民でも、ほとんど訪れることのない四等三角点。ヤブの中。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190813/22/musyaavesta/70/53/j/o0800060014534626898.jpg?caw=800)
神南備山(かんなびさん)は、岡山県津山市にある標高356.2メートルの山です。岡山県百名山に選定され、みまさかの山30選にも選定されています。
「かんなび(かむなび)」とは、神様のいる山や森のことで、神籬(ひもろぎ)や磐座(いわくら)の総称でもあります。「神南備」のほか、「神奈備」「神名火」「甘南備」など、様々な字が充てられます。神様が社(建物)の中にいると考えられる前の古神道では、この神南備山も、かなりの霊域・霊場だったのかもしれません。
11月に津山市方面に寄る用があり、このたび、あまり計画を立てずに登りました。思い返すと、兵庫県外の山は、岡山県の那岐山、鳥取県の大山に続き、3つ目となります。この神南備山、津山市民で知らない人はいないぐらいの低山なのですが、実際に登った人は少ないと言われる不思議な山です。神南備山展望台までは自動車でも辿り着けますので、体力を使わず展望を楽しむことは可能です。自分の足で登った人が少ないだけでなく、藪漕ぎを強いられる四等三角点(佐良山)を踏んだことのある津山市民は、さらに少ないと思われます。
実際、姫路市内に同じくらいの高さで舗装された山道の山があれば、もっと朝のウォーキングの方々と出会いそうなものですが、今回の平日朝には、ほとんど出会うことがありませんでした。
もっとちゃんと調べてから登るべきだったのでしょうが、舗装された山道を登っていくと電波塔があり、その電波塔の右側(西側)に少しガードレールの見える登り道があります。過去の台風の土砂崩れがそのまま放置されており、イバラやらササやらの藪漕ぎを数分続けると、三枚目の画像の通り、四等三角点(佐良山)に辿り着きます。展望は期待しないでください。三角点探しは、ちょっとした冒険になりました。
神南備山展望台にも寄ってみました。ここにはトイレがあり、助かります。一時期雑木で展望が悪くなっていたようで、もう一度展望を人工的によくしたようです。当日は天気が良く、津山市を一望できるなかなかの眺めでした。
ここから見る津山市の夜景もきれいだったようですが、現在は夜は施錠されています。どことはいいませんが、姫路にも自動車で上がれる夜景のきれいな低山がありましたが、山火事が起こった後、治安のためもあってか、現在は自動車で登れなくしています。不良の集合場所や、タバコやゴミのポイ捨て場所になることを考えると、神南備山展望台も、賢明な判断と言えます。
次回は、神楽尾山(かぐらおやま、神楽尾城跡)か、天狗寺山(てんぐじやま、てんぐうじさん)に登ってみたいものです。
※関連リンク先
「山歩き まとめ(改)」
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html