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市川東岸から、甲山(国府山、功山)を望む。
 
 
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登山口にあたる荒神社。
 
 
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山頂(主郭)から、市川および姫路市街を望む。中心部山塊の右側はじまりが、前々回登った増位山。
 
 
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国府山城(功山城)の説明。
 
 
 来年のNHK大河ドラマは黒田勘兵衛が主人公の「軍師官兵衛」です。
 
 
 
 
 
 私は、神話や武術が大好きなのですが、日本史そのものには、それほどの興味がありません。特に、戦国時代とか、幕末維新とか、それほどワクワクしないので、知識も浅薄です。にもかかわらず、官兵衛ブームが到来する前に、黒田官兵衛ゆかりの地、姫路市飾磨区妻鹿(めが)の甲山(国府山、功山とも、国府山城跡、妻鹿城跡でもある)に登ってきました。標高102.5メートル(98メートル)の低山です。まず、「甲山」のフリガナは、「こうやま」です。西宮市の甲山(かぶとやま、標高309.2メートル)とは、何の関係もありません。それだけではなく、まぎらわしいことに、姫路市内の豊富町には、もうひとつ「甲山」があり、こちらの読み仮名は「かぶとやま」です。豊富町の「甲山(かぶとやま)」の方は、標高106メートルで浄水場がありますので、遠方から官兵衛に思いを馳せながら来られる方は、間違わないようにお願いします。
 
 
 また、「甲山」の別名「功山」の「功」について、辞書で調べると、「なしとげたしごと。その結果。てがら。」とあります。姫路市内には、「手柄山(標高49.3メートル)」があり、偶然にも「功」と「手柄」が対応していて面白いものです。
 
 少し前に、「アナザー広嶺山(勝手に命名)」について悩んだばかりですが、
 
 今回も、妙なことに気付きました。通常甲山は、「標高98メートル」と記載されるのですが、
 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E5%B1%B1_(%E6%9B%96%E6%98%A7%E3%81%95%E5%9B%9E%E9%81%BF)

 

 姫路市教育委員会文化財課が平成25年9月1日発行した「文化財見学シリー71ズ『黒田家・官兵衛ゆかりの地(姫路市東部)』をたずねて」では、「標高102.5mの甲山」と書いてあるではありませんか。私は測量や地理には疎いのですが、おそらくGPS等による昨今の測量技術の革新で、「98メートル」から「102.5m」に変更された模様です。
 
 よくよく考えると、山城のあった城跡を登るのは、生まれて初めてかもしれません。少なくとも、本格的に山歩きを始めた2年前から考えれば、初めてです。
 どうやら、私が登る直前に、NHK大河ドラマの絡みで、地元の有志の方々が、山道を整備してくれたようです。下草(主に笹)は刈り取られ、山頂の低木も切られて展望がよくなり、案内板も整備されていました。私自身は、地元(姫路市内)の里山の保全・整備に尽力した経験がないだけに、甲山に限らず地元の方々には頭の下がる思いです。おそらく、私より高齢の方が多く携わってくれたことでしょう。この場を借りて、お礼を申しあげます。もともと、動物的な勘を増幅する意味合いと、ヒーリング的な意味合いもあって、山歩きを始め、ナチュラルな方向、アウトドアな方向に気持ちが移行していきました。しかし、やはり人が手入れしていない山のけもの道を藪漕ぎするよりは、人のために整備された山道を踏みしめた方が、ここちよく感じます。

 登山口は、山の南西にある荒神社です。山が甲山(こうやま)ですから、神社の読み仮名も(こうじんじゃ)でしょうか?社内に「三宝荒神」との刻字がありましたので、おそらく(こうじん)で正解でしょう。危険なところもなく、経塚跡で市川河口の眺めを堪能してから、主郭(山頂)に辿り着きました。この山ならば、軽装備で楽しんで登れるので、空が真っ青な日に再び登頂したいと思います。ただ、麓も含めて歴史愛好家の方々が団体で訪れることのない時期に、じっくりと登れたのは満足でした。今度は、姫路市夢前町の置塩城趾(城山)あたりに、登りたいものです。

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※関連リンク先

「山歩き まとめ(改)」 
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html