スペイン旅行2日目その1~マドリッド市内観光~ | 仲良し母娘の旅日記

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定年退職を迎えた60代母と有給休暇の取りやすさだけが取り柄の会社に勤める30代娘による国内外の旅行記です。

決して忘れていたわけではないんだけど、「まとまった時間ができたら書こう」と思ってはなかなか机に向かう暇なく、スペイン旅行からついに3カ月・・・。

このままだと本当に年内に書ききれないかもしれないので、うす~い内容でも書いてしまわないと!と焦っております。

前回の投稿からも2カ月ということで、まずは前回のを読み返していたんだけど、それにすら5分以上かかって当時にやる気にびっくりだよ!(2023/09/03)

 

2日目の朝食

2023年5月27日土曜日、晴れ。
「ビリャ・レアル」の朝食はシンプルながら種類豊富なビュッフェスタイル。
 
卵料理など暖かいお皿はテーブル注文です。
 
 
娘はチーズオムレツを注文。固焼き!
ちなみにスペイン人はマルチタスクが苦手のようで、娘がコーヒーをオーダーし、呼び止めて母が皿を下げてと頼もうものなら、間違いなく娘のコーヒーは忘れ去られる、そんな感じ。
なんとなく海外に来た高揚感もあってそんなに食欲はなかったけど、でっかいチーズケーキがとても美味でした。
 
パンコーナーの片隅にあったオリーブオイルのボトルが大きくてびっくり。
 
オリーブオイル=イタリアってイメージだけど、実はオリーブの生産量はスペインが圧倒的に多くて、でも「イタリア産」というブランド力があるからイタリアに輸出してイタリアプロデュースされたスペイン産を「イタリア産」として売っているという。
ちょっと衝撃の事実かも!
函館で獲れたマグロを対岸に持って行くと大間のマグロになる的な?
 
 
朝食の後はホテルの外に出てみました。
雨予報だったけど天気いい!
昨日の到着時には暗くてわからなかったホテルの全景。今日も連泊です。
 
目の前が広場のようになっていて、鳥がたくさんいました。
見たことない木があったり、公衆電話を見つけたり、予定ぎちぎちになりがちなツアーでこういう何気ない時間があるっていうのはさすがフレンドツアーです。
 
 
ホテルに戻ると目についた看板。
スプリンクラーを表してると思うんだけど、炎がスペインぽくない?
 
それではマドリッド観光スタート!
 

マヨール広場

8:45、集合。
昨日のガイド、アヤコさんと合流してマドリッド市内を案内していただきます。
まずは「マヨール広場」から。
 
スペインの王様フェリペ3世の像があるこの広場、昔は闘牛にも使われていたそうで、今は週末に市場が開かれるけど混雑するときには広場の中で身動きが取れなくなるくらいの人であふれるとか。
朝だからかまだ人はまばら。
 
気温はそれなりに高かったけど、薄曇りなので暑さは感じずでした。
イヤホンガイドでいろいろ話を聞いたけど、覚えているのは今の国王がフェリペ6世だということだけ・・・。
 
 

サン・ミゲル市場

残念ながらまだ空いていない時間だったので外観だけ。
最近新しくなったらしく、窓からのぞき込んだら結構モダンなつくりでした。
市場というよりバルがたくさんある歓楽街という感じだとか。
 
生ハム!
 
この市場でタパスの食べ歩きって楽しそうだなあと思いました。
 
 

プラド美術館

今日の観光のメインは「プラド美術館」。
世界有数のこの美術館では16~18世紀の作品およそ2000点が展示されているそう。
所蔵は2万(!)とも3万(!!)ともいわれているとのこと。
 
とにかく混むというので、時間指定チケットは持っていたものの開館時間前に並びました。
前に200人くらいはいたかなあ。
途中ですばらしいテクニックのギターを鳴らすおじさん。「ポル・ウナ・カベーサ」がお見事。さすがスペイン!
 
 
10:00ちょうど、開館。
続々と人が吸い込まれていきました。
大きな荷物は持ち込みできないとのことで、バスの中にリュックサックは置いてきました。
簡単なセキュリティチェックを受けて入場。
 
スペインの決まり(?)で、プラド美術館に外国の観光ツアーが入る際には政府公認のガイドをつけなきゃいけないとかで、謎のオジさんが同行。
しかしガイドはずっとアヤコさんで、オジさんひと言も発せず。いいんだろうかそれで・・・。
 
館内は撮影禁止ですから、写真は一枚もないんだけどそれはまあ見事でした。
16世紀のエル・グレコ、17世紀のベラスケス、18世紀のゴヤというスペインの3大画家をはじめ、「受胎告知」や「七つの大罪」のような宗教画もたくさん。
 
スペインって王国だから昔は閉じられていたのかしらね。
近親婚も多くて、それゆえ歯がない貴族が多かったので食べ物はスープが人気だったとか。
そういえばスペインではよくスープが出た。その名残かしら?
 
そしてゴヤの有名な「着衣のマハ」は当時タブーとされたフルヌードを描いていた「裸のマハ」をカモフラージュするために描かれたんですって!
 
 
かなり広い館内、それでも有名どころをかいつまんで観ただけなので全然だけど、結構歩いて疲れたので併設のカフェへ。
水2つとオレンジジュースで8ユーロくらい。高っ!
オレンジジュースはルフトハンザの機内で出たシロップみたいな味とは違い、かんきつの酸っぱさがありましたよ。
 
 
 

昼食「Arroceria Restaurante La Casa de Valencia」

昼食のレストランに向かうバスの中でアヤコさんにさまざま案内をうけました。
まず、ユニクロと無印良品はスペインでは憧れのブランドに数えられるのだそう。
 
なんでもロエベやプラダが並ぶ高級ブランド街・サラマンカ地区に堂々ユニクロも入っているという。
スペインで買うと高すぎるからアヤコさんは帰国の際にまとめ買いするんだとか。日本土産にも喜ばれるんですって~。
 
あとオリーブオイルには瓶に1~5と数字がついていて、1は若いオリーブでだんだん濃くなり5は深いオリーブ。
3~4がマイルドな中にも苦みがあっておいしいと。
瓶を見ればすぐわかるってことだったんだけど、母娘がスペインにいる間に見た十数本のオリーブオイルの瓶にはその表記が一つもなく、わからずじまいでした・・・。
オヒブランカはアヤコさんのおすすめ、アルベキーナは甘くておいしいとのこと。
日本で買ったら高すぎるけど、現地ではすごい量がすごい安く売られています。さすが!
 
 
というわけでお昼ご飯です。
 
まずはサラダのすごい量にびっくり。ドレッシングなどはとくになく、塩とオリーブオイルでいただきます。
スペインではあまり生野菜って食べないみたい。
 
メインのパエリアドーン!!
イカ墨と
 
魚介
(オジさん顔出しNGだったら連絡ください)
 
 
取り分けてもらって
 
一人分。
大きすぎてちょっと怖いエビの出汁がよく効いた魚介のパエリアと、濃厚なコクがあるイカ墨。
テーブルにあったアリオリソースをつけるとさらに旨味が増します。
 
切りの大きな具材のサラダには難儀したけど、パエリアはペロリ!
デザートはメロンと呼ぶにはあまりにウリウリしかった瓜が出てきました。
これがまずいのなんの!
せっかくのパエリアが台無し!
 
なんかすごくあっけない感じがするけど、これでお昼おしまい!
 
今日は半日観光で午後はフリーなので・・・これから、念願の闘牛を見に行きます!