広島旅行2日目その1~平和に思いを馳せて~ | 仲良し母娘の旅日記

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定年退職を迎えた60代母と有給休暇の取りやすさだけが取り柄の会社に勤める30代娘による国内外の旅行記です。

雪の予報では?

2023年1月23日、晴れ。
 
昨日の興奮状態のままなんとか床に就いた母娘だったけど、まだ気持ちは昂ったままでよく眠れず、何度も目が覚めたり不気味な夢を見続けたりして熟睡ができないまま広島旅行2日目を迎えました。
 
父によると母娘の居住地域では朝5時から雪かきをしなくてはならないほど雪が降ったみたいなので、ドタバタの末1日早めた広島旅行だったけど、結果オーライかな?
10年に1度だか、過去最強だかという寒波は少し後ろ倒しになったみたい。この日はスカっとした快晴でした。
 
 
娘が会社に休みの連絡を入れたら(笑)、満を持して広島観光を始めます!
 
 

広島平和記念資料館

ホテルを出て八丁堀のバス停からバスで平和記念公園まで行きました。
 
娘は20数年前の家族旅行以来2回目、母は仕事で来たのも含め5回目の「平和記念資料館」だったけど、娘は子供だったから内容どころか怖かったことしか記憶にないし、母は仕事で来てたからゆっくり見学どころじゃなかったので、2人ともほとんど初めて来た気持ちで見学へ。
 
来場者はそこそこいたけど展示物の説明を読む程度の余裕があったので、一つひとつじっくり時間をかけて読んで・・・大変に気が滅入った。。
 
歴史的な知識として、日本に原爆が落とされて、それが広島と長崎で、っていうのはもちろん知っていたけど、資料館の展示は被害にあった広島市民の姿に焦点が当たっていて・・・。
そこにはいつもとかわらない暮らしが、家族が、幸せが、健康と安全が、人生があって、それを一瞬で奪われるっていうこと、そのあとの悲しみや苦しさに、胸が締め付けられるという表現とはむしろちょっと違って、無意識に溢れ出る涙が止められないという感じでした。
マスクつけてたし館内が暗かったから、あまり周りの目を気にせず泣けたのはよかった・・・。
 
 
 
正直娘にとっては、「平和」って口先だけでもその言葉さえ振りかざしておけばどんな拡大解釈でも、どんなあてこすりであろうと許されるような、都合の良い免罪符として利用されがちな風潮に、どこか厭らしさすら感じていました。
 
でも何の心配もなく健康で、家族がいて、仕事があって、ごはんがおいしくて、今日もいい一日だったと眠れる家があるっていうことは、当たり前に自分の人生を生きていられるっていうことは、「平和」以外の何物でもなくて。
改めて「平和」であるということの尊さを感じずにはいられないのと同時に、誰かの暮らしや幸せや人生を壊して成り立つ「正義」って何なんだろうなあ・・・って。
 
ウクライナのことがあってから、今までにはなかったいろんな動きが日本国内でも出始めていて、きっと世界は過渡期を迎えているんだろう、そんな中で各国は着実に軍事力への依存を強めようとしているわけで、理想論だけでは済まない問題だというのもわかるけど、私たちは広島から一体何を学んだのかと。
 
思うことはいろいろあるけど考えはまとまらないし、これが絶対という正解なんてないんだと思う。
それでもこうしてのんきに旅行ブログなんて書いていられるっていう「平和」が、少しでも長く続けばいいなあと思ってやまないわけです。
 
 
「対話ノート」にはびっしりとメッセージが書き込まれていました。中には外国語も多数。
誰も争いを望んでいるわけではないはずなのに・・・ね。
 
 

本通り 然然

たっぷり2時間半かけて資料館を見終えて、元気がなくなったので食欲もない・・・ような気もするけど、やっぱりお腹は空くのでお昼ごはん。
 
本日のランチは気になってた和食のお店「本通り 然然」さんへ。
 
本通り商店街のアーケードを通ってお店まで行ってみると満席だったけど、30分ほどで案内できるということでアーケードにあった100均へ。
娘のスマホケースが壊れたので瞬間接着剤を買いに行ったんだけど、いざ買って直そうと思ったら部品が吹っ飛んでてそもそもダメでした。トホホ。
 
時間になって戻ったら、1階のカウンター席とテーブル席は満席で、2階席の個室に通していただきました。
娘はメインと小鉢が1つずつ選べるランチセットから「藁炙り刺し3種」を、母は「握り鮨御膳」をチョイス。
 
本日の藁炙りはカツオ、サーモン、サワラの3種類だったけど、これがびっくりするほど脂乗りが良く、美味!
握り鮨もお寿司自体はもちろん、お吸い物の白身魚まですっごく美味しくて、ちょっと元気取り戻した~。
平日の13時過ぎの時点で、売り切れがいくつかあるほど人気のようですよ。予約しておくとスムーズだと思います。
 
 

原爆ドーム

お昼を食べたら観光再開。本通り商店街を戻って原爆ドームへ。
 
よく、残ってくれた。
 
それだけ。
 
 
 

おりづるタワー

1階の物産館は県全域の特産品が集まった興味深いコーナーでした。
 
おりづるタワーのメインである12階に(エレベーターで)のぼるには、1,700円かかるそうです。
それとは別に自分で折れる鶴のおりがみ代?に100円。
が、がめつい・・・
しかも折った鶴を隙間に落とす?らしい。手元に残らんのかい!
平和記念資料館などとは違って、民間運営だとのこと。なるほど。
 
 
というわけで物産館は人がたくさんいたけど、メインの方に入っていく人は一人もいませんでした。
平和への決意を新たにした(?)母娘もならって、父へのお土産のウイスキーやらレモネードの素やらはちみつレモンやらを購入してあとにしました。