前回のブログでは身長の伸びの平均を出してU12DCに選ばれた選手たちに早熟傾向があるか調べてみた。

ただ平均だと一部の選手がとても身長が伸びていると成熟度が晩熟側にずれる可能性があるので、今回は一人一人の選手の伸びから早熟傾向があるかどうかを考えてみたい。

 

それぞれの選手は中1夏から中2夏の一年間で-2CM(2CM縮んでいる)から15CM伸びていた。

上はそれぞれ何センチ伸びた選手が何人いるかの表になる。(県DCは15人。地区DCは32人の計47人)

 

県DCはほとんどの選手の伸びが5CM以下でやはり早熟の選手が多いことがうかがえる。ただその中で一人だけ10CM伸びた選手がいてこの選手は今後も要チェックだと思う。中1から中2で10CM伸びるということは晩熟傾向でありながら、U12で県DCに選ばれているのですごい可能性を秘めた選手なのではないだろうか。

ちなみに息子も10CM伸びている。晩熟なのでこれから体が追い付いて、DC選手たちに追いつこう!という気持ちでやっているが、プロになるためにはこういった晩熟なのに小学校のうちから県DCに選ばれるような選手と競っていかないといけないんだよね。

 

話を戻して地区DC。こちらは7~9CM伸びている子が結構いるのでやはり標準的な成熟度の選手が選ばれていることが分かる。中には15CM伸びた選手も2人いた。(まぁ登録ミスの可能性もあるけど)

 

上は選手がその伸びまでに何%いるかの表になる。

早熟晩熟度の標準偏差の1SDは約1年。一年以上早熟の子は身長が3CM以下しか伸びないとすると、県DCは53%が1年早熟なのに対して、地区DCで1年早熟な子は19%しかいないことになる。

1SD以上の早熟な子の割合は約16%なので地区DCに関しては早熟傾向の子をやや多くとっているかもしれないが、標準以下の選手もしっかりととれているということが分かる。ただ標準か晩熟かはこの後の一年でどの程度伸びるかを見ないと分からないので晩熟傾向の選手がDCにどの程度選ばれているかはよくわからない。

 

しかし、私の予想では地区DCの選手たちも結構な割合で早熟傾向の子たちだと思っていたがそうではないようだ。

そうなると息子も一年程度晩熟だからDCに選ばれていなくても大丈夫。と安心はしていられないかもしれない。成熟度的に2年上の子とやっているつもりが1年分しか年上でないということなのだから。

だからと言ってやることは今までと変わらない。焦ったところでいいことないからね。しっかりと睡眠と栄養を取りながらやりすぎないように練習を行っていく。これだけ。