本の紹介 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)   磯田 道史 | むうすけのブログ

むうすけのブログ

愛知県尾張地方から
寝覚め良き 事こそ成さめ 世の人の 良しと悪しとは 言ふに任せて

面白かった が何かの寄せ集めみたい

 

表題と内容がいまいちあっていないような感じ

 

200年の平和をもたらした家康の体制がどのようにつくられどのように骨抜きに変遷されてきたかまではそれなりに面白かったけど途中で幕末薩長土肥の動きになったところでつながりがわかりにくくなっている でもまたその幕末の動きは面白く書かれているので最後まで一気に読めました

幕末のあたりの動きをもう一度調べてみようかなあ

 

体制は硬直して内部から崩壊し崩壊させてものは新たな体制をつくる際にそこにある材料を用いてつくるしかない

当たり前のことではあるが正しいんだろうなあ

 

硬直崩壊させないためには常に作り変えていけばいいんだろうが どそれは骨抜きの過程にもなり得る

よって困ってもいない事象も含めてランダムに作り変えていけばいいんだろうけど困っていないことを変えようとすると反対が多いんだろうね

またそのコストを考えると硬直崩壊させて作り変えていく方がエネルギーが要らないかもしれない

ただしそこには多くの悲劇が含まれてしまうけど