松島軒(高崎市)の黄色いカレー | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

地方出張は上野の国2日目。
 
高崎駅前では「絶メシ」に温かい支援を行っていた。
 
絶メシとは、絶品料理の店なのに、後継者がいないためいずれ絶滅してしまうであろうお店。
 
高崎では市がHPでリストを作り、後継者募集まで行っている。
 
そのリストの中で発見したお店に初訪問。
 

  お店紹介

 
高崎駅から徒歩10分。
 
昭和12年創業の中華料理店「松島軒」さん。
 
外観もそうだったが一歩店内に足を踏み入れると、そこには昭和の空気が流れている。
 

  メニュー

 
名物は黄色いカレーライス。
 
メニューを見ると単品はもちろん、ごはん物と麺のセットが充実している。
 
ごはん物が小サイズで麺が普通サイズもあれば、ごはん物は通常サイズで麺がミニのセットもある。
 
カレーライスセットはミニラーメンかワンタンが選べる。
 
ワンタンでお願いします。
 

  お料理登場

 
●カレーライスセット(1,100円)
 
先月、入谷の「東嶋屋」さんの黄色いカレーを紹介したが、それと同じ系列。
 
昭和初期にはカレールーはまだなく、カレーを作るには粉末のカレー粉しかなかった。
 
昭和12年当時から作り方を変えていないという。
 
ミニって意味をわかっているのだろうか?
 
どう見ても通常のワンタンじゃないか。
 
それではいただきます割り箸
 
ホワイトペッパーをパッパッパッ・・・
 
スープをズズズッ・・・
 
懐かしい味だ。
 
豚骨と鶏ガラも入っているのかな。昆布だしの上品な香りも感じる。
 
沸騰させないで煮出した上品なスープ。
 
大ぶりサイズで餡がぎっしり。ツルンとした食感のワンタンはなんと5個。
 
シャキシャキメンマもたっぷり。
 
福神漬けはカレーの上に移動。
 
準備よし。
 
何だこれ!
 
「東嶋屋」さんの黄色いカレーはカレー粉と塩だけの味付けだったが、ここは中華料理の技を加えているだろう。
 
86年も前のカレーなのに全く新しい感動的な味だ。
 
具は豚肉と玉ねぎのみ。
 
後半戦は卓上のソースを垂らしてみると西洋風の味に変わる。
 
食べても食べてももっと食べたくなる。まさに「幸せの黄色いカレー」じゃないか。
 
願わくば後継者が決まりずっとこの味を守り続けて欲しいし、また高崎に来た時にはこの美味しいカレーライスを食べたい。
 

美味しい食事をいただき感謝をこめて

「ごちそうさま!」

 

高崎市の絶メシCM 

 

 

 

テレビ東京のドラマ「絶メシロード」の主演俳優濱津隆之も全面協力。

 

 お店情報

・松島軒
・群馬県高崎市若松町5-6
・営業時間 11:00~20:00
・店休日 不定休