す平成8年の「横浜ラーメン博物館」のオープンを機に全国で爆発的に盛り上がったラーメンブームもすっかり定着し、どんな小さな町にもこだわりのラーメン専門店が存在するようになった。
もちろん進化系ラーメンも否定はしないけれど、私の好みは昔ながらの町中華でたべる中華そば。
昔といえば何でもいいという訳ではなく、それこそ昔は不味いラーメン屋というのは山ほどあった。しかしそんな店はほぼ淘汰され消えていった。
何十年と続くお店はそれなりの理由がある。
名物はラーメンに半チャーハンの半チャンラーメン。
かつて「さぶちゃん」、「伊峡」、「成光」は神保町半チャンラーメン御三家とよばれたが、実力では神保町NO1だろう。
店内は昔のままの空気が流れている。
店主の振る中華鍋のカタカタという音。
おばあちゃんは洗い物をしながら調理のお手伝い。
女将さんの「いらっしゃい」の明るい声。
メニュー
私も毎回半チャンラーメンだけど今日は趣向を変えて半チャンタンメン。
一般の家庭では紙の新聞を購読しているという人はほぼいない。
高齢者家庭と飲食店で支えられているのだろう。
料理到着
ラーメン専門店では回転率をアップするために白ごはんは出しても、手間がかかるチャーハンは敬遠される。
この手間を惜しまないからこそ、ファンはずっと通い続けるのだろう。
それではいただきます
スープは鶏ガラベースでしっかりしたダシながら後味はサッパリ。
タンが一つ多いタンタンメンは相手かまわずケンカを売るような攻撃性があるけど、タンメンはおだやかで優しい。
キャベツを使うお店もあるけど、タンメンにはやっぱり白菜が好み。
もっちりした食感で中華屋さんの炒飯だ。
まとめ
戦後、横浜の「一品香」で誕生したと云われるタンメン。
野菜中心で罪悪感も少ない。
お腹も大満足でお店を後にした。
美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
お店情報
・成光・東京都千代田区神田神保町2-23
・営業時間 11:15~15:00 17:00~21:30(土曜日昼のみ)
・店休日 日曜、祝日