久しぶりに美味しい蕎麦を食べたくなって向かったのは東長崎。
商店街を抜け、住宅街を歩くこと12分。
手打ち蕎麦「じゆうさん」さん。
開店時間が近づくと行列が延びていく。先頭を切って入店。
日本全国蕎麦の名店は数あれど、圧倒的な評価を得ているのが柏の「竹やぶ」。
弟子の育成にも力を注ぎここ「じゆうさん」を含め数多くのミシュラン店を輩出している。
食べログの東京蕎麦ランキングでは1位が「玉笑」、2位が「じゆうさん」と竹やぶ系が独占。
今月から4か月間の改装工事に入ると聞きつけ、改装前最後の雰囲気を味わいたい。
温かい蕎麦茶でお出迎え。
お昼のお品書き。
蕎麦前が充実していることもありがたい。
金鶴を熱燗でお願いした。
お通し。
●干し貝柱と干し椎茸の卯の花(440円)
干し貝柱と干し椎茸のだしの旨味で上品ながらお酒とも相性バッチリ。
お酒は「誠鏡」。
●玉子焼き(660円)
玉子焼きは2人前からなのだが、1名の客には1人前で提供してくれる。
かえしが効いた蕎麦屋ならではの玉子焼きだが、さすがに東京NO2の蕎麦屋ともなるとそのしっとり感、味のバランスも他にはない最高の玉子焼きだ。
●せいろ(990円)
「じゆうさん」のせいろは十割。
最初は何も浸けずに蕎麦だけチュルン。
私は蕎麦はのど越しが大切だと思っているので十割より二八を好む。
しかし、この蕎麦は何だ。
十割の風味を保ちつつ二八ののど越しの良さ。
塩で食べると一層蕎麦の風味が立つ。
つゆで食べるとさらに深い世界。
名人高橋定雄の才能とセンスはただものじゃない。
蕎麦と山葵のハーモニー。
最後は蕎麦湯。
葱と山葵を浮かべズズズッ・・・
いつも美味しい料理に感謝を込めて
「ごちそうさま!」
【お店】★★
・手打蕎麦 じゆうさん
・東京都中野区江原町3-1-4
・http://www.bluewesco.co.jp/hp/jiyu-san/