グリルタカセ(池袋)/洋食弁当 | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

同じ繁華街でも「洋食屋」が絶滅寸前の新宿や渋谷に比べ池袋はまだまだ元気。


東口にある洋菓子の「タカセ」さん。


大正9年創業の老舗で、戦前からずっと池袋の街の移り変わりを見てきたんだろう。


1階はパンと洋菓子
2階は喫茶室
3階はグリル
9階はコーヒーラウンジ
と目的に応じて楽しめる。


3階のグリルタカセに入店。


子供が小さいときには買い物のついでによく通ったものだ。


西武百貨店で服を買い、トイザらスでおもちゃを買い、ランチにはタカセ。


その末っ子のつばみちゃんも受験生。


大学生も高校生も私立でカネばかりかかってしょうがない。


11時開店で入店時刻が11時10分。2卓を残し満席。


ギリギリセーフで陣地構築。


メニューの表紙。


タカセは店内の絵画や包装紙、クッキー缶、メニューに至るまで関係の深い東郷青児画伯の作品。


洋食弁当を注文。


アルコールで除菌もしなきゃね。


●洋食弁当(1,230円)


懐かしい。


創業時よりほとんどレシピは変えていないそうだが、昭和感漂う洋食の世界だ。


それではいただきますナイフとフォーク


スープはコンポタージュ。


揚げ物の部屋。


メインの大海老フライ。


コロモばかり大きくて身が貧相な海老フライとは違いコロモは薄めで海老様は大ぶりのプリップリ。


海老フライの下にはフライ。


お待たせしました。お箸入刀!

チキンカツかと思いきや白身魚フライだ。


冷凍食品を一切使わない頑固な店だから魚の歯ごたえが素晴らしい。


その下にはハムとかサラダとか漬物。


隣の部屋はタカセ名物のハンバーグとウィンナー。


軽く箸を入れただけで溢れ出る肉汁。


苦み走ったデミグラスソースとも相性バッチリよしこさん。


刻み海苔を降った日の丸ごはんも文句なし。


缶詰のフルーツ。


最近の若い人ならばかにするだろうが昭和生まれのオジサンにはこれでいい。いや、これがいいのだ。


若者が集まる繁華街池袋で今なお健在なレトロな洋食屋。


これからも応援します。


いつも美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 
・グリルタカセ 池袋本店
・東京都豊島区東池袋1-1-4 3F
http://www.takase-yogashi.com/index.html