★・ときわ食堂(巣鴨)/オムライス | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

ファミレスもファストフードもなかった昭和中期。


庶民の外食文化の中心だったのは大衆食堂。


上野の料亭「常盤花壇」が開いた「ときわ食堂」は庶民の人気を集め、暖簾分けしたお店は今でも各地で健在。


ばあちゃんと女子高生の街「巣鴨」。


地蔵通り商店街を歩いていると、元気がない女子高生に比べ怖いものなしのばあちゃん達は目を爛々とさせ真っ赤なパンツを買い求めている。


「巣鴨ときわ食堂」さん。


浅草ときわ食堂から暖簾分けしたお店。


平成元年という大衆食堂の衰退が顕著になった時代にオープンしたが、あっという間にファンを広げ巣鴨ランチNo1の超人気店になった。


2軒分のお店をくっつけた広い店内は90人近く入れるし、近くに2店舗も分店を出しているがそれでも足りなくて連日大行列。


先月テレビ東京の「YOUは何しに日本へ」に提供した写真には30人を超す年寄りの行列が写っているが、今日は待たずに入れそう。

2人掛けのテーブルに陣地構築。


メニューはこんなもんじゃない。壁のあちこちに短冊メニューがあり和洋中なんでもござれの充実ぶり。


さらに、ミニ盛りがあるのがありがたい。


とりあえずは熱燗で体内の殺菌消毒。


●まぐろ刺身ミニ(396円)


ミニサイズでもこの迫力。


厚切りの刺身で飲む清酒の旨さは格別だね。


大衆食堂のレベルをはるかに超えるクオリティ。


店員さんたちは、常連さんだろうが、初見だろうが、必ず声をかける。


この心のこもったサービスがファンの心を足らえて離さない。


レモンサワーの中サイズ。


●オムライス+ミニエビフライ+ミニポテトサラダ(825円+451円+220円)


この店人気NO1のエビフライ。


ミニサイズは1本での提供。


オムライスはきっちり巻いた昭和風。


それではいただきます割り箸


ワカメとキャベツの味噌汁。

具だくさんの手作りミニサイズポテトサラダ。


半分はそのままで、残りはからしとソースをちょっとかけて味を変えるのも大衆食堂の楽しみ。

立ち上がれ!


20cmを超える巨大エビフライに圧倒される。


お待たせしました。エビフライ入刀!


サクサクの衣をまとった大エビはブリッと弾力のある歯応え。


これは何度食べても美味いとしか言いようがない。

メインのオムライスはちょっと甘さがある懐かしの味。


ケチャップライスは醤油と味醂が隠し味かな。


暖かいサービスと心を込めた手作りの料理。


この居心地の良さはここでしか味わえない。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 
・巣鴨ときわ食堂
・東京都豊島区巣鴨3-14-20
http://www.kousinnduka.co.jp/