日式中華の極み/ ラッキー飯店(春日) | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

朝晩はともかく日中の穏やかな日差しは気持ちいい。


ランチ探検に歩いていたら東京ドームを通り過ぎ春日まで来てしまった。


せっかくここまで来たからには、機会があれば訪問したいと思っていたあの店を探してみるか。


検索してみるとここから5分ほどの場所のようだ。


マンションの1階のクリーニング屋の奥にその店はあった。


中華料理の「ラッキー飯店」さん。


いくつかのグルメ雑誌で見て記憶していたし、『モヤさま』の狩野アナが番組を卒業する時、「モヤさまで一番美味しかったのはラッキー飯店のカツ丼」と振り返っていた。


再開発で移転の憂き目に遭ったりもしたが、創業は昭和42年と50年以上の歴史がある。


1人と告げると、カウンターに案内される。


狩野アナ大絶賛のカツ丼もいいけど、最初は挨拶代わりにチャーハンで腕試しだ。


五目チャーハンと餃子3個を注文。


目の前のキッチンでは、ジャッジャッと小気味よい音を立てて中華鍋のごはんが踊る。


お玉に丸く収まり完成だ。


●五目チャーハン+餃子3個(1,045円+385円)


五目チャーハンの概念が変わるチャーハンだ。


頂点に鎮座するのはエビ、カニ!


「エビ カニ エビ カニ ウォウ~!」
、と歌いだす中年男性をお店の人はどう思っただろうか。


餃子もいい焼き色だ。


それではいただきます割り箸


このスープで作るラーメンはさぞ美味かろう。


手作りのあ新香も申し分なし。

お待たせしました、餃子入刀!


最初の1個はタレは浸けないで食べる。


期待通りの肉汁が溢れ、野菜とのバランスもいい。


酢、胡椒、辣油でいただこう。


そのまま食べても美味しい餃子はタレを浸けると更に美味い。


おおっ!


これはすごい。


チャーハンにはしっとり系とパラパラ系があるが、ここのチャーハンはパラパラ系。


パラパラ系と言っても水分が飛んだ豆粒みたいなチャーハンじゃダメ。


油を十分に熱してからごはんを入れるので表面が一瞬でコーティングされるのだ。


分かっちゃいるけど実際作るとなると難しい。


プロの料理人が作っていても、本当に美味いチャーハンにはなかなか出会えない。


塩加減もちょうどよくまさに町中華で出会える理想のチャーハンだ。


エビも忘れちゃいけない。


具は玉子が2個、叉焼、ハム、ナルト、それにエビ、カニ。


五目を越える六目だ。


本場の中華料理店では日本の中華料理は本物ではないという意味で「日式中華」ともいわれるが、私は本場の中華料理には何の魅力も感じない。


日式中華の極みと云っていいお店に出会えたラッキーな日だった。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 
・ラッキー飯店
・東京都文京区小石川1-15-12 中銀小石川マンション