飲食業界の中で断トツに店舗数が多い業種といえばラーメン屋だろう。
短い修行期間で技術を習得しやすい、開店費用も少なくて済むし、利益率も高い。
しかし、商売はそう簡単ではなく、新たに挑戦する店と同じくらい閉店する店も多いのだ。
超人気店「つじ田」は相変わらずの大行列。
ふと、思ったのだが、ラーメン専門店っていつ頃から流行りだしたのだろう?
私が子供の頃は、ラーメンは中華料理店で食べるものであって、ラーメンだけの専門店というのは屋台ぐらいでしか見かけなかった。
全国的にラーメン専門店が誕生したのは札幌ラーメンが全国にチェーン展開を始めた頃からじゃないかと推察する。
人気店のラーメンもいいが、お隣の「龍盛菜館」さんで町の中華料理店のラーメンを食べてみたくなった。
店内はカウンターとテーブル席。
12時を過ぎ満席になると2階席へ案内される。
麺類から定食ものまで幅広いアイテム。
サービスメニューの醤油ラーメンと半炒飯を注文。
冷水はプラコップ。
どうもプラコップは安っぽくてイメージが悪い。
●醤油ラーメンと半炒飯(800円)
良くも悪くも予想通りの街の中華料理店の醤油ラーメン。
半炒飯。
それではいただきます
ホワイトペッパーをパッパッパッ・・・
スープをズズズッ・・・
これでいいんだよ!
求めていたのはこのスープ。
鶏ガラスープに濃い目の醤油。ちょっと甘味が後引く昔ながらのこの味。
チャーシューは2枚。
メンマ、青梗菜、もやしのシャキシャキ系トリオ。
細くて縮れている麺は東京ラーメンの標準仕様。
炒飯は半でもやや多めの半。
具材の彩りもよく、パラッと軽い食感。
こだわりの食材を使うわけでもなく、魂を込めたスープでもないどこにでもあるラーメン。
「美味しい!」と感動することもないけど、時々急に食べたくなる不思議な魅力があるんだよな。
美味しい食事に感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】
・龍盛菜館
・東京都千代田区神田小川町3-2
・https://r.gnavi.co.jp/e425900/