1月2日は皇居での一般参賀。
朝から湯に入り身を清め、大手門から皇居に到着したのが10時過ぎ。
な、な、な、なんだこの人の数。
お出ましになる第2回目の11時はムリとしても第3回目の11時50分には間に合うかなと思ったけどここでも行列は進まず第4回目は13時40分。
報道によるとこの時間ですでに去年の2倍の人が参賀に訪れ、トータルでは平成になって最多の12万7千人が訪れたそうな
「天皇陛下万歳」の大合唱がここまで聞こえてくるが、さすがに4時間近い行列は辛抱できずに二重橋を前にして戦線離脱。
陛下への忠誠心は誰にも負けないと思っていてもお腹もペコちゃんで我慢ということができないのです。
銀座線に乗り浅草へ移動。
ここも人の多さでは皇居並み。
最近は外国人も増加し、参道で歩き食いするなどまさに無法地帯と化してしまっている。
昔ながらの寄席は元気いっぱい。
「わろてんか」にも見られるように西の地方では漫才が主役だが東京はあくまで落語。
トリも三部以外は実力派の噺家が芸を競い合っている。
芸を競わない芸人さんもいる。
「お~い師匠、おめでとう!」
「あっ、夢さんおめでとうございます」
「どうだい、メシでも喰うかい?」
最近はよく食いそうな弟子も増えているので気軽には誘えない(笑)
あのビートたけしの大先輩にあたる芸人さんなのだが、たけしさんにあってプッチャリンさんにないのが「人気」。
だけど、この師匠の芸は笑えないけど、人間味に溢れた芸人さんだよ。
「鮨よしだ」さん。
お正月もやってたとは知らなかった。
浅草では繁盛期はランチはおろかいつもより値上げして商売する店も多い中、いつもより安い値段でサービスしているのはさすが粋な江戸っ子のよしださん。
店内満席だったが待ってましたとばかりに一席だけ空いてたつけ台に着席。
とりあえず体が温まるおくすり。
熱燗なんてぇ物はただ酒を温めるだけじゃいけない。
その温度が肝心なんだけど、これ以上でも以下でもない絶妙のお燗。
●にぎり壱(1,200円)
かんぱちと真鯛。
今年初のお鮨。
やっぱり旨いね。
よしださんの素晴らしいところはたかだか1200円のお鮨でも使う鮨だねは一流品だし手抜きは一切ない。
づけといくら。
この見事な扇型のにぎりはまさに芸術品。
玉子と巻物でフィニッシュ。
熱狂的なスワローズファンの親方も私も去年はストレスが溜りまくった一年だったが、今年は去年以下ってことはないだろうし、場合によっちゃAクラスだってあるかもしれないし、へたすりゃ優勝なんてこともあるかも?とお互いを慰めて楽しい時間を過ごせた。
いつも美味しい食事に感謝を込めて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★★★
・鮨よしだ
・東京都台東区浅草2-1-14