★★/井手ちゃんぽん(武雄市)/~ちゃんぽん~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

田舎の寂しい駅。


いわゆる無人駅でキップ売場もないしSuicaもない。


電車は1時間に1本のローカル線。


なぜ、こんなところにいるのかって?


それはね・・・、美味しいちゃんぽんを食べるため。


北方駅からテクテク歩く事20分。


佐賀県武雄市にある井手ちゃんぽん。


昭和24年創業と60年を超える歴史があり、全国区の知名度があるちゃんぽんの超有名店。


まだ開店まで15分あるが、のんびり待つのも楽しいものだ。


開店1番乗りで入店。


石ちゃんを始め食べタレや大物芸能人も多数来店。


平原綾香ちゃんなんか「野菜大盛り完食!」って、イメージと違ってビックリポンや(笑)


「先にビール。それからちゃんぽんと餃子といなり」


的確に注文を告げる。


20年ぶりの訪問だが、子供の頃から慣れ親しんだ店。


メニューは見なくてもよく分かる。


ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ・・・プッハ~!


●ちゃんぽん+餃子+いなり(700円+250円+200円)


カメラのファインダー越しに見る井手ちゃんぽんは昔のまま。


懐かしい幼なじみの写真を撮ってる気分だ。


これで並の量だが、大盛りになるととんでもない量が出てくる。


餃子。


佐賀ではラーメン屋やうどん屋はもちろん、喫茶店やレストランにもあるほどいなり好きの県民性。


それではいただきます割り箸


薄い皮で、噛んだ瞬間ジュワーと肉汁が溢れる。


こんな旨い餃子は東京でも滅多にお目にかかれない。


卓上の胡椒を軽くパッパッパ・・・


うんうん、この味!


そう呟いたら目の前の店員さんが嬉しそうに笑ってくれる。


佐賀のちゃんぽんは長崎とは別物。


鶏ベースのスープで、具には魚介類は入らない。


豚肉の他にはキャベツ、もやし、玉ねぎ、葱、ちくわに蒲鉾。


ラーメンとは違うちゃんぽんの麺。


モチモチ感がたまんないね。


ちゃんぽんにはソースをかけるのも佐賀流。


コクが増して更に奥深い味になる。


甘味が強い田舎のいなり。


若い頃はぺろりと食べたが途中からお腹がパンパン。


フーと深呼吸をしベルトの穴を一つ緩める。


よし!と気合を入れ試合再開。


一気にガツメシし完食。


今年8月に「由丸」さんのちゃんぽんを食べた時の記事に、東京には旨いちゃんぽんの店がないと書いた。


長崎でも本当に美味い店はほんの数店しかない。


井手ちゃんぽんを一度食べたら他の店では満足できない体になる(笑)


レジで会計をしていると笑顔が素敵な女性店員さんが

「タクシーば呼びましょうか?」


バイトの女の子でもこんな一言が自然に出るおもてなしの心に満ちたスタッフも素晴らしい。


「お客さんどっからきんさったと?」


「東京」


「そぎゃんですか!帰ったらよか店やったばいって宣伝ばしとってくださいね」


先日宮崎弁はフランス語に聞こえると書いたが、佐賀弁はロシア語っぽいね。


しかめっ面のプーチンが「ワリャー シェカラ―シカ!」なんて言ったら似合いそう(笑)


嬉しくなってついキーホルダーも買っちゃったよ。


美味しい食事に感謝を込めて

「ごちそうさま!」


【お店】 ★★ 
・井手ちゃんぽん 本店
・佐賀県武雄市北方町大字志久1928
http://www.ide-chanpon.co.jp/


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