浅草にはいろんな通りがあるが、「すしや通り」なんてあるのも食通の街らしい。
明治の終わりころには18件ものおすし屋さんが軒を連ねていたそうだが、現在はパチンコやチェーン店が進出し、すし屋は数軒残っているのみ。
4年ぶりに訪問した三岩さん。
昭和2年創業という事はもうすぐ90年続く店。
九州の美少年があるのは嬉しいが、仕事中なので見るだけ(笑)
前回はおきまりのにぎり鮨だったが、品書きから鮨がなくなっている。
お飲み物は何にしますか?
数組いる客はみな飲み客。
いっそ、午後の仕事は休んで飲んじゃおうかとも思ったがそうもいくまい。
お茶をお願いする。
数少ない食事メニューから天丼を注文。
改めて店内を見回してみるが、外の賑やかさとは全く違う世界。
昭和の昔にタイムスリップしたような空間。
居心地は最高と言っていい。
天丼お待たせしました~。
優しい笑顔のおばちゃんも昭和のまま変わってない。
●天丼(1,000円)
海老だけの正統派天丼。
天麩羅屋さんはさまざまな天ぷらが入るけど、それ以外の店の天丼の基本は海老だけ。
味噌汁は別だったみたいで、今から注文するのも面倒なので諦めた。
それではいただきますI
やげんぼりは全体にパラパラと降りかける。
立ち上がれ!
推定身長18cm。
BWHともに6cmだが、衣を着ると10cm以上の立派な体格。
サクッとした軽い食感のコロモと、プリッとした食感の海老。
たまりませんな~。
天つゆが沁みたごはん。
天丼はタネも大事だけど、ごはんはもっと重要。
粘度がないサラッとしたつゆで、ごはんがどんどんススムくん。
ちょっと口の中が油っぽくなったらお新香がありがたい。
・・・
ムムム・・・
ナス・・・(´・ω・`)
目をつぶって口の中に放り込む。
前回の鮨もよかったけど、今回の天丼も派手さはなくても、「美味い天丼を食った!」と大満足できる昼めしだった。
今日も美味しい食事をいただき感謝を込めて
「ごちそうさま!」
【お店】
・三岩
・東京都台東区浅草1-8-4