夏真っ盛り。
あじー、あじー、と言っても涼しくなるわけはない。
そんなこたァ、判っちゃいるけどつい口に出ちゃう。
浅草馬道通りにある、鮨よしださん。
ほおづきや涼しげな金魚など、季節感のあるディプレイが出迎えてくれる。
お店のコンセプトは「極上の大衆店」
吉幾三さんが親方のために作った歌の通り、大衆店でありながら、料理も、サービスも、雰囲気も極上のお鮨屋さん。
ランチはリーズナブルなサービス価格。
特にちらしはおススメだ。
片道20分かけて歩いて来たのでビールでも飲みたいが、仕事中なのでお茶で我慢するしかない。
鮨屋の最も大事な仕事は「仕入れ」だと思うが、極上の種をこの値段で出せるのも、毎日築地に通う「仕入れ」がポイントなんだろう。
●ちらし(1,000円)
酢飯の上には10種類以上の種が並ぶまさにお鮨の宝石箱。
酢飯の大盛りもサービスだが、欲張りすぎないで気にいったものがあれば追加できる余裕を持つ方がいい。
それではいただきます
お椀は海老の味噌汁。
しっかりダシを出し尽し、いい仕事を成し遂げたオトコの満足げな顔だ(笑)
まぐろも鰹も鰈も美味いが、昨日のヒーローは鯵。
魚にも美味しい旬の時期があるが、おそらく鯵が最も美味かったのは昨日じゃないだろうか?(笑)
一気にガツメシしたが、まだ鯵に未練がある。
どうしても、あじ―昼間に食べた鯵の味が忘れられずにぎりで追加。
●鯵
美味しいものは例外なく美しい。
一口でパクッと放り込んだが、酢飯が口の中でパラッと崩れ、鯵の旨みが口いっぱいに満ち溢れる。
種、山葵、酢飯とまさに三味一体の、アベノミクスならぬアジノミクスだ。
ついでにコハダも追加。
●コハダ
スワローズの山田選手のように、ヒットもホームランも打てるし盗塁もできるオールラウンドプレーヤー。
クセのある魚なので、開いたら塩をして、酢洗いをして、酢につけるといった仕事を丁寧にすると江戸前鮨の代表選手に生まれ変わる。
この仕事が職人の腕次第で、ヘタな店に行くと臭みがあったり、逆にむせるような酢加減になったりする。
私は鮨よしだのコハダをこよなく愛する客の一人だが、今回もいつもと同じように大満足。
いつも美味しい食事に感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★★★
・鮨よしだ
・東京都台東区浅草2-1-14
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