★★★/武蔵野エン座(石神井公園)/~武蔵野うどん~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

昨日のクイズの正解者は意外に少なかったね。


太さの違いもあるけど、一口でいうと、羊腸を使ったのがウインナー、豚腸を使ったのがフランクフルト、牛腸を使ったのがボローニアでした。


久しぶりに練馬区にある石神井公園へ遠征してきた。


東京で古くから愛されているのは蕎麦だが、元々はうどんが中心だった。


関東ローム層の土の質や気候が、米より小麦の方が向いていたらしい。


江戸の街ではあっという間に蕎麦に取って代わられたが、多摩地方、埼玉では今でも武蔵野うどんのお店が人気だ。


その中でも去年初訪問し、うどんでは初の三つ星をつけたのがこのお店。


石神井公園の中にある「ふるさと文化館」。


施設の中にある武蔵野うどんの「むさしのエン座」さん。


このお店の名物霙糧うどんを冷やしで注文。


生から茹であげるので、時間はたっぷりかかる。


じっと待っているのも寒いので、暖まるお薬を注文する。


どちらがいいですか?


「益荒男」ってのももっと寒くなりそうなので「竹生嶋」をお願いする。



酒燗器で登場とは恐れ入りました。


2重構造で内側にお湯が張ってあって温めるんだが、時間をかけて熱めに温めた。


こりゃ~、いい酒でよござんすね~♪



5分ほどして最初の1陣が登場。


揚げた蕎麦と唐辛子蕎麦が付くが、もちろんお通し代などとセコな事はいわない。



●手作りマヨネーズポテトサラダ(300円)


マヨネーズも旨いが、採れたての地元野菜が何と味わい深いんだろう。


自家製ベーコンもいい味だ。


●地野菜のかきあげ(200円)


紫芋をはじめ地元産の野菜を揚げたかき揚げは揚げたてでアツアツ。


お待たせしました。お箸入刀!


最初は醤油で、このり半分は塩で食べる。


サクサクの衣と新鮮な野菜の旨みが詰まっていて、軽い食感で後口がいいのは油の質だろう。


体も温まってきたので、縁起の良さそうな冷たいお薬をお願いする。


地元産(?)の美人なおねえさんも気になるが、顔より手元の酒を見つめてしまう酒呑みの悲しい性。


ウイ~ッ、これもいい酒だ~、あ~、コリャコリャ~!


繰り返すが、ここは子供たちが練馬区の文化や伝統を学ぶふるさと文化館なのだ(笑)


●丹波産黒豆(300円)


ふっくら煮上がった黒豆もよござんす。


●霙糧うどん(850円)


手打ちのうどんには紫芋を使ったお客との赤い糸だという赤い麺と、練馬大根の葉で作った縁を表す緑の麺が1本。それに細長く切った大根が添えられている。


それではいただきます割り箸


糧とはおかずの事で、武蔵野うどんの定番の豚肉、油揚げ、ごぼう、長ねぎ、青菜。


霙とは大根おろし。



初めて食べた時は感動さえ覚えたうどん。


今回改めて食べてみても素朴で強いコシの強さと優しいなめらかさは健在。


いろんな産地のうどんを食べたが、私の中では日本一の稲庭うどんを越える唯一のうどんだ。


特製の酢を入れると、味が変わってサッパリした味に変化する。


お店の明確なコンセプトと高い技術・・・


雰囲気の良さと快適な居心地・・・


料理のクオリティの高さ・・・


笑顔あふれる接客サービス・・・


地元への貢献・・・


うどんでは唯一の夢シュラン三つ星にふさわしい名店だ。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 ★★★
・むさしの エン座
・東京都練馬区石神井町5-12-16 石神井公園ふるさと文化館内
http://www.udon-enza.com/


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