「直球勝負の凄さ!」~自由が丘・8 1/2~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

今年は自動車の運転免許の更新。


5年ぶりのゴールドで気分も爽快!


更新手続きは50分ほどで新しい免許をもらいスムーズに終了。


時間もあるし、兼ねてからの宿題店に遠征してきました。


自由が丘の駅から徒歩10分ほどにある「8 1/2」さん


8と2分の1と読みますが、看板もないため途中で迷いながらようやく到着。


写真でも分りづらいんですが、お鮨屋の右隣のソフトクリームが見える店です。



11:30のオープン一番乗り!


店名からして若い方のお店かと思いきや、私よりずいぶん先輩の初老のシェフ!


とりあえず、遠征の疲れが取れる魔法のぶどうジュースで何かに乾杯。



遠征の目的はもちろんオムライス。



ある雑誌のオムライス特集でも名だたる名店を抑え堂々の第一位でしたが、取材拒否という事で写真はなく、イラストの記事だったのでどんな料理か興味津々。


カウンターだけのオープンキッチンという事で、作っている処が良く見えるんですが、このシェフはただ者じゃないってすぐ分りました。


一つ一つの動作が自信に満ちていて迷いがない。


三浦亭の三浦さんや、紅亭の河邊シェフもそうなんですが、調理を始めると顔付きが変わり、一つ一つの動作が巨匠と呼ばれる大指揮者のように絵になるんですよね。


かなりの経験を積んだ方なんだろうな~。



●オムライス(1,250円)



見た目は何の飾り気もなく、そっけないほどシンプル。


重量感のあるボリュームで、ふっくらまんまる!



ソースはケチャップかデミグラスが選べるんですが、王道のケチャップにしました。


それではいただきますナイフとフォーク



極めてオーソドックスなオムライスで何も変った事はしていないんですが、オムレツ、ソース、チキンライス、それぞれがとんでもなく美味い!


野球に例えると、ストレートだと分っていても絶対に打ち返せないほど威力がある剛速球!


全盛期の江夏か江川か、はたまた抑えの藤川か・・・


いや、「自由が丘のマー君オムライス」といえばピッタリでしょうか!


しっかり炒められていて、パラパラ食感のチキンライス。


具材はチキン、ピーマン、玉ねぎ。

ピーマンはごはんと同じサイズに切ってあるのも火の通りを計算しているんでしょうね。


「ごちそうさま」の後はお昼のピークには時間があったので、ご主人とオムライス談義。


最近のオムライスの流行についてもいろいろ質問したんですが、素晴らしい見識をお持ちでしたね。


美味しいオムレツのコツについては、
「熱く熱した○○のフライパンで一気に仕上げるんだけど、上手くやらないと玉子臭さが残っちゃうからね。」


○○はナイショです…笑


最後に店名の8 1/2って、どんな由来なんですか?


実はね、お店の広さなんですよ。


・・・?


お店の広さが8.5坪なんです。


なるほど8.5じゃキマリが悪いから8 1/2なんて、シャレてるね~!


静かな店内に老シェフと2人で大爆笑!


ちょっと足が不自由のようでしたがわざわざ玄関まで見送って下さり、来て良かったなと改めて嬉しい気分になりました。


ちょっと遠いけど、ハンバーグやカニコロッケもぜひ食べてみたいし、いつまでも頑張って欲しいお店ですね!


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 ★★
・8 1/2(ハチトニブンノイチ) 
・東京都世田谷区奥澤2-23-2