月初めに、TELLさん繋がりで岸根さんたちにもご挨拶に行った関わりで、
2夜連続、違う会場で、改めて腰を落ち着けて聞かせていただいた bluevox ですが、
知ってる人は知っているでは、あまりにもったいないと思うので、あえてここで書いておこうかと。
bluevox

2007年夏、ex Justy NastyのベーシストshowyことHIKARUが1stソロアルバム「異形の哀しみ(株式会社ポリスター・廃盤)」から15年振りにソロアルバムを制作する為、レコーディングメンバーを集め始める。
最初に元々友人であったDrumsにTELL(Auto-Mod他)に声をかけ、その後TELLの紹介でギターにhiroki(ex NASTY名古屋)、マニュピレーターにmomoを加え、2007年7月にミニアルバム[Trick or Treat]を発売する。その後、momoを除いたレコーディングメンバーと、新たに2人目のギターとしてSAY⇒ICHIROU(W.A.R.P.)を加え、「bluevox」として東京(下北沢Cave Be)大阪(Ruido)計3本のCD発売ライブを行う。
この時点ではバンド形態をとりながらも、あくまで岸根光のソロプロジェクト的な形であったが、2009年2月16日に改めてbluevox名義でのバンド活動を開始する為、同年4月よりプリプロを開始。6月25日のライブでMaxi Single[FADE]を発売する。併せてHomePageをオープンし、初PV映像などのコンテンツも製作し、活動の拠点を急ピッチ固め、2009年5月14日新宿URGAにてライブシューティングを兼ねたライブを敢行。そして第二期bluevoxがスタートした。




楽曲このクラスが目白押しの、あまりにも切なくて、純粋なものを抱え込んでいながら、
それでいて煌びやかで、どこか翳っていて、大人のロマンティックに満ち溢れている。

力強さと切なさの、さじ加減が程よいというんでしょうか。

まあ、岸根さんを始め、皆さん経験の長い方々ばかり。
そんな人たちが、ふと、自分たちの初心に抱えていたものを、ふとした弾みで吐露した時に、
昔の若かった頃の力みが抜けて、より自然体に「自分たちの原点」に向かった事で、
一層、純粋なものだけが浮かび上がったような、そんな音楽を作り出してしまった。

bluevox って、そんなものを感じてしまうんですよね。

いや、これって、80年代~90年代に青春を過ごした大人が、もっと聞くべき音楽だと思う。
もちろん、若い世代にもきっちりはまるし、事実そうなのだが、
岸根さんの放つ歌や言葉を、より親身になって聴けるとすれば、
彼らと共に青春を過ごした世代ではないかと思うのだ。

そして、気づくと思うのだ。
同世代のミュージシャンが紡ぐ「現在型の音楽」は、
あの頃よりも、もっと「柔軟」で「繊細」で、同時に「力強さ」と「熟練」を手にしている。

間違いなく、blueboxは、「あの頃」とは違った別な「輝き」を手に入れているのだ。
それは、間違いなく「進化」の一つなのだと思っている。

だからこそ、こないだ、ライブで聴いた新曲の、何てキラキラして、カッコよかったことか。
ライブ会場に初めて足を運んだガキの頃を、ふと思い出してしまったよ。
人様のライブ、数限りなく聞いてる僕だけど、あんな体験は初めてだったわ。

そして、是非、ライブに足運んで、その姿を確かめていただきたいんですよ。
あの頃の「彼ら」は、何一つ変わらずに、あなたを迎えてくれると思いますよ。

以下は、私撮影の拙い写真ですが、多少のご紹介になればと思うので。
(ご本人方にも掲載許可を頂いておりますので、あしからず)
徒然なるペンペン草


徒然なるペンペン草


徒然なるペンペン草


徒然なるペンペン草


徒然なるペンペン草