別に肩を持つわけではないのだが、自分たちでリーダーに選んでおきながら、
影でこそこそ敵対行動や陰口や責任おしつけで「面従腹背」する輩が多すぎる以上、
どうやったって、リーダーシップなど発揮できないと思う。
<自民党>谷垣禎一総裁に不満続出 「発信力が弱い」など


まあ、それは、日本の組織によく見られる「悪質な民主主義の誤解」なのだが。

ていうのは、組織内に、リーダーを批判する事で、
「俺はそのリーダーよりも上だ」と見せかけようとする「批評家」めいた存在が出てくるということだ。

つまり、組織内において、一旦、リーダーを選んでおきながら、
それに「敵対行動」を働くのなら、組織など、何をやってもまとまるはずがない。

主義主張の仕方と、自己主張のあり方を、完全に間違っている。

他人の失敗をいちいちあげつらったり、自分の好みを無理やり押し付けて、
自分を「えらく見せたい」のなら、自分がさっさとリーダーになって、組織を牽引すればいい。

それをせずに、一旦、自分たちが選んだリーダーに責任を押し付け、文句だけをつけるなど、
個人のリーダーシップ発揮を邪魔してるだけで、
それを「リーダーシップの不足」などということが、ちゃんちゃらおかしい。

一番、組織がまとまるのを邪魔してるのは、おまえだ、おまえ。

なら、君をリーダーにしてあげよう。
それだけのことができるのだろうから、そのような批判や責任追及ができるのだよね?

リーダーに選ばれた上で、存在を全否定されるのなら、
それはリーダーではなくて「八つ当たりのためのスケープゴート」でしかない。

本当にリーダーを張れるような賢い人間は、そんな立場に好き好んでいくはずもないし、
最初から、組織内に敵がいる状態で「うまくまとめろ」と責任だけ押し付けられたところで
何もできまいとは思う。

その「間違った民主主義の政治」を、与党時代に散々ばら撒き、押し付けてきておきながら、
この組織は、まだ、相変わらず、そんなことを繰り返している。

一旦、自分たちで選んだ以上、リーダーの方針や決断に従えない人間は、組織から出て行くべきだ。

自分の主義や政策を押し通したいのであれば、
リーダーを選ぶ時に、自分がその立場に出た上で、堂々と主張するべきであって、
一旦選んでおきながら、「やっぱ俺は」とえらそうな批評をするのは、
民主主義のみの字も分からない「愚か者」である。

そういうのは「中で済ませるべき」ことであって、対外的にそれをアピールした場合、
組織内に不和がある、というのは、外から見えてしまうわけだから、
組織イメージに「大きなマイナス」を与える、ということが、わかっていないのだろうか?

そんな人間の存在は、組織にとっては「必要」ないのですよ。
さっさと、袂を分かって、自分の主義主張のために旗をかかげ、賛同する人間を集めればいい。

それをやりたくないのは、なぜかね?
完全に「我田引水」で、他人を批評する事で、自分をえらく見せたい、という目的以外の
何者でもあるまいよ。

君らが、基本から勉強しなおさなければいけないのは、
本当の民主主義のあり方と、組織論であって、
結局、君らの党がやってるのは相も変らぬ「密室政治」と「談合」と「仲間割れ」だ。

そんな見苦しい有様を繰り返す政治団体を、一体、誰が信用して、国政を任せる事ができるのかね?

自分の党すら、勢力争いの材料に使う連中を、国政に戻したら、どうなるかわかっているからこそ、
尚の事、自民党が、支持できないだけだ。

リーダーのリーダーシップが問題なのではない。
最初から「話も聞こうとせず、
一旦リーダーが決まったとたん、反旗を翻す裏切り者の似非リーダー」が
場を混乱させるのが分かってるから、何もできなくなるのである。

それほどの「裏切り行為」を働く人間が、
自分を棚に上げて、偉そうに人を批評している事自体が、そもそもの間違いだ、と思う。

もっと俺なら上手くやれると思うのなら、さっさと君がリーダーになれ。
それもできないのに、人のリーダーシップ発揮を邪魔するなら、さっさと組織から去れ。

国会議員が、こんな「民主主義の基本」すら分かってないのに、何が民主主義国家だというのか。
結局、戦国時代の構図、そのまんまじゃないのか?とさえ思う。

地方の大名が、国会に出てきて、自分の国の都合だけを押し通そうとしている。
これでは、応仁の乱を国会でやっているだけのことであって、だとすれば、結果は見えているだけだ。

それが「相変わらず、自分たちの首を絞めている」事に気づいていないのだとしたら、
この党自体が、国政に携わる資格は、まったくない、とさえ思う。

もう、談合も仲間割れも、見たいとは思ってない。
人生経験も豊かなはずの老人が、このていたらくのことしかできないのかね?

悪いが「先生」とおだてられているうちに、大事なものを見失ったのではないか?