うちの部員のコウ君と、ピグでデリダの『脱構築』について語り明かしたあとで、
ふと、本年1月の記事を見返していたのだが。
で、Durutti Column から Scritti Politti へ(w

その時の記事で紹介しようと思ってたのだが、当時、アップされてなかった曲を見つけたので再掲する。
Scritti Politti / スクリッティ・ポリッティ の Oh,Patti / オー・パティという曲。

最近、Youtubeも、音源がすぐ聞けなくなるから、さくっと視聴どうぞ。
(僕が紹介してる音源は、世間では、けっこう「B級扱い」されてるから、
CDでの入手がなかなか困難だったりするのです。)



       英詞はこちら

Scritti Politti / スクリッティ・ポリッティが、どんなバンドなのか知りたい方はこちら。
デビューから1999年までの活動が、非常に詳しくまとめられてます。

       Scritti Politti WorkShop ~ スクリッティ・ポリッティ・ワークショップ ~

ちなみに、現在も活動中ですよ。
2006年、新作『WHITE BREAD, BLACK BEER』をリリースして、来日もしましたから。
(『白いパンと黒ビール』って何やね・・・)

さて、この曲を初めて聴いたとき、すんなりいい曲だなぁとは思ったんですけどねぇ。
当時、CDで買っちゃったのが大失敗でしたね。なんか、ぺなぺなで、しっくりこなくて。
で、そのまま、ほっといてたわけです。まさか、活動続けてるとも思わなかったし。

で、つい数年前、偶然、レコードで手に入れる機会があって(しかも500円ほどで)、
そんなに期待もせずに聞いたんだけど、桁違いにレコードのほうが音がよかったのにびっくり。

実際、デジタルでのミックスが確立されていない時代に、無理やりCD化された音源だったからね。
しかもそんな状態でしか触れたことの無い音だったわけだから、こりゃ、再発見だなぁ、と思った。

音像の鮮やかさも手伝って、音の立体感や迫力が増し、実に新鮮な気持ちで聞くことができたのだ。

ただ、実際、怖くなった。
そういう、昔のCD、かなり持ってるんだけど、
CD化の失敗で本当の音の姿を見誤っているかもしれない作品って、相当数、あるような気がした。

The Smiths なんか、どんなに優秀なデジタル・リマスターも、
オリジナルのアナログ盤には絶対適わない気がする。
This Charming Man レコードで聴いて、鼻血だしたけど(マジ話)、
CDになってから、そういう体験したことが、まったくない。

さて、Scritti Politti の この曲の中で、ふと何気に参加している人がいるのだが。
さりげに、御大すぎて、びびびびっくりしたわ。
御大、Scritti Politti の Perfect Way をカヴァーしたのにも、かなーり驚いたんだけど。

↓この人。



マニアックな曲を選ぶよりも、この曲を選んでみた。
シンディ・ローパーが「私は、もう、この曲以上の曲を書くことが出来ない。」とさえ言った
名曲「Time After Time」をさらっとカバーし、それこそ死ぬ間際まで、この曲のカバーを続けたらしい。

御大の間では賛否両論なのかもしれないが、
神棚に祭り上げられる事よりも、ただ自分が好きな曲を、自分もただの一プレイヤーとして、
老いも若きも楽しもうとしていた晩年の彼の姿が、今尚、鮮やかに浮かんでくる。

その姿勢こそ、ひたすらに音楽を愛していた、たった一人のプレイヤーとしての姿だったと思う。

Musu Bore で、何度かライブのオープニングやエンディングのSEに使わせてもらったけど、
この曲がエンディングに流れた時は、ライブも「ハッピー・エンド」のサウンド・ストーリーです。