最近クリエイティビティを感じた作品LIMBO | 夢想ゴン太のイマジンブログ

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日々思う事などを
夜の恋人右手で
カキます

とても奥深いゲーム。


僕はプレステ3の時に体験版を
無料で遊んだのですが、
印象的だったので、
プレステNOWって言う、
月額料金払えば無料でゲームを
ストリーミング(ダウンロードもせずに)
遊べるのでお試し体験コースに
入会してLIMBOを
全部プレイしたのですが、
日本のゲームクリエイターの
ICOやワンダと巨像や人喰いの大鷲トリコと
同じくらいの独特な
クリエイターの感性を感じます!



世界観は映画監督の
ティム・バートン的なダークだけど
可愛い的な世界観の中を
主人公はワケも分からず
ただひたすらに先に進む。


元祖死にゲーと言われる
スペランカーの主人公も
真っ青なくらいにトラップによって、
死にまくります。



しかも、
可愛い絵柄と相反する
とても残虐な死に方で…


ゆえにプレイヤーは死に
慣れる事は無い。


とても
怖いものとして
死を避けようと努力する。


トラバサミに身体を裂かれないように…

トゲトゲの落とし穴に落ちないように…



やり出して最初の方は、
なんて悪趣味な作家なんだろう…


と残虐な主人公の殺し方に
疑問を抱きましたが…



この残虐さゆえに死に対する恐怖を
プレイヤーは抱き、
ゲームの中だから死んだって平気感に
陥らせることが無い。


映画レディ・プレイヤー1に
乗っかる事が出来ないのは、
この為だと思います。


映画を観てる私の。

映画の中の主人公がゲームの世界。

死んでも所詮ゲームの中、
映画の中の主人公は死のリスクは無い。


危険性が無いフィルターを
2つ間に入れてるから乗っかる事が
出来ませんでした。


映画の中の主人公ってだけで、
本来なら観てる自分は、
ノーリスクでスリルを味わって、
ハラハラドキドキしたりして、
楽しんでるけど…


そこまでの感情移入は出来ますが、
その観てる映画の中の主人公が、
ゲームの世界の中に没入する。


感情移入のフィルターが、
もう一枚入ってしまう。

感情移入と言うか、
死のリスク。


所詮ゲームの中でしょ?

と言うノーリスク感。



コレをゲームLIMBOは抱かせない。



死の直前に
戻されるくらいのペナルティなので、
世界観の中での
"死"はリスクとしては低い。


普通のゲームだと、
ドラクエだと持ち金が半額で、
最後に立ち寄った町からのリスタートとか、
アクションゲームでも、
だいぶ前のチェックポイントまで、
戻されるから、
死のリスクを回避しようとする。



ただLIMBOの中では、
ちょっと手前くらいに戻される程度。


死ぬ事が前提としてあるから、
死んだ事へのペナルティが極端に少ない。



だからこそ、
下手に可愛い絵柄で、
そんなに酷くない死に様だと
プレイヤーは死に対する恐怖や、
リスク回避をしようとしなくなる。


死への慣れ。


死ぬ事への恐れのない、
どうでも良い感覚でのプレイに
なる恐れがありますが…



LIMBOは死に様が、
可愛い絵柄に反して残虐なので、
死をビジュアルと音などで恐怖を与えて、
回避させようとして決してプレイヤーに
慣れさせない。




ジャンプと掴むスイッチを押す、
くらいのアクションしか出来ないのに
とても奥深い世界観と
先に進む為の謎解き。





頭を使わないと決してクリア出来ない。




こんなにシンプルなのに
めちゃくちゃ難しい謎解きを用意してる。



理不尽な謎解きは、
ラストのドボーンくらいしか
感じなかったので、
絶対に解けない謎も
解けた時に"してやられた"感を感じて、
クリア出来た時に
高い達成感と"なるほど"と言う、
感覚を覚える事が出来ます。





久しぶりに
クリエイティビティを
他の人が作った創作物で
感じる事が出来ました。



とても面白いので、
謎解き好きでアクションは、
ボチボチ出来る人には
オススメのゲームです!!

動画を貼り付けてみました