秋ネタが続きますが、秋になると東北の各地から里芋を使った鍋や汁の話題が届きます。
メインの里芋を使うまでは一緒で、具材の違い(牛肉だったり、鶏肉だったり)や、味付け(味噌、醤油)の違いなど様々あるようです。
今日は秋田・山内村のいものこ(里芋)を使った「いものこ汁」をご紹介します。
山内いものこ汁は鶏で出汁をとり、糸こんにゃく、舞茸、せり等の具材と醤油味が基本のようですが、せりはいいのが手に入らなかったので、せりは今回なしということで、代わりにニンジンを入れるご家庭もあると伺いましたので、ニンジンをいれてみました。
秋田の某杜氏さんが丹精こめて育てられた「山内いものこ」を使って、秋田の方やネットで作り方を調べ、作ってみましたので、「具とかちょっと違うかも」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、7~8割はあっているのではないかと思います。
秋田の酒造りを支えている山内杜氏さんは、秋田県の県南に位置する横手の近く、山内村からこられています。
名杜氏の里は美味しいいものこの里でもあり、杜氏さん達は酒造りの時期が終わると山内村で農業に従事している方がほとんどです。
この里芋を送ってくださった方いわく「山内いものこは濃厚で粘りが強い」とおっしゃってましたが、まさしくその通り!
ミルクを思わせるような濃厚さと、ねっとりとした食感。 たまらなく美味しいです。
基本のいものこ汁を堪能したので、今度は汁少なめに煮付けや、きのこといものこグラタンもいいかな~と、秋の美味しいメニューが広がっていきます。