結果論にすぎませんが・・・(4) | カメラウーマン

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こんにちは

 

 

昨日のつづきです

 

 

2000年

師匠から2回目の個展をやろう!と言われました

 

そのモデルさんは

 

 

上野公園のロックンローラーでした 口笛

 

 

偶々、他の用事で出かけた上野公園で

ロックンローラーたちと遭遇 飛び出すハート

 

 

 

 

薄暗くなりかけた上野公園で爆音が ルンルンルンルンルンルン

 

見ると10数人におにいちゃんたちが踊っていました ラブ

 

 

リーゼントに革ジャン、そしてサングラス、

ばっちり決めた若者たちが

楽しそうでしたねえ

 

 

一度、立ち止まり

踊りを見ていました 目

 

 

撮りたいな ラブラブ

 

でも、チョッと怖い 不安

 

 

諦めて一旦、その場を去りました !

 

しかし

諦めきれず戻って、

踊るのをやめて休んでいる1人の男性に近づき

 

「あのう、写真を撮りたいのですが・・・」

 

一見、厳ついおにいさんは

ニコニコしながら

 

「いいですよ、でも今日は暗いから2週間後にどうぞ!

同じ時間帯に此処にいますから。」

 

「えっ、いいんですか?

撮った写真を商売に使うんではなく、もし1年間続いたら

個展を開いて皆さんをご招待します。」

 

「それは嬉しいです、ぜひ毎回いらして良い写真を撮ってください。」

 

 

そこから約1年!!

月に1回は通いました

 

みんな外見とは違って、とっても優しくて

行くとクーラーボックスを開け

 

「好きなのを飲んでください。」

 

 

1年後、

実現しました 拍手

 

面白かったのは

みんながリーゼントに革ジャンで個展を観に来ました びっくり

個展会場のスタッフさん達が驚いていましたっけ

「なんか、リアル~!」

 

ロックンローラーたちは

奥さんと息子さんが一緒にとか

彼女連れとか・・・

 

「私の年齢でも彼氏がロックンローラーと聞いただけで、

そんな人と付き合っているのと嫌な顔するひとがいるのに

○○さんはすごい、決め付けなくて、彼氏の言った通りの方でした。」

 

 

その個展には

いろいろな写真家さんも観に来て下さいました

 

風間杜夫さん専属のカメラマン

 

「やっぱり!

人物撮影が絶対に向いている。」

 

 

有名なバイク雑誌の表紙を長年撮っているカメラマン

この方にはその後

原宿で開いた個展にも招待されました

 

撮らせて貰ったロックンローラーには

もちろん好きな写真を差し上げました

大きく伸ばしたのを

 

みんなが喜んでくれ、嬉しかったです

 

「今まで色んな人が通りががって写真を撮りました

でも、ちゃんとこういう形にしてくれた人はいませんでしたねえ。」

 

 

 

その後、

上野公園には稀にしか行かなくなりましたが

メンバーの1人が

毎年、年賀状をくれまして

 

「正月明けに横浜で踊るんで、

良かったら来て下さい!」

 

チョイと遠いな うーん

 

 

けれど、

1月4日みなとみらいまで、わざわざ行きました アセアセ

 

年賀状をくれた彼と

上野公園では会わないメンバーがいました びっくりマーク

 

その中に若い女性がいまして、

プロみたいに踊りが上手くてビックリ 目

 

彼女はわたしが撮った写真を見ないのに(フイルムカメラなので)

 

「わたし今、彼氏いません。

でも彼氏が出来て結婚するときは、○○さん撮ってください!

お仕事として、おねがいします。」

 

え~っ、未だ写真を見ていないのに・・・

でも嬉しかったです ハート

 

 

 

そのうち、

彼女も上野公園で踊るようになり

 

ある日、

「○○さん、彼氏が出来て結婚します!

正式に撮影を依頼します。」

 

「デジタルにする?」

 

「いえ、デジタルとフイルムと両方で。

材料費がかかっても構いません、

わたしに違いは判らないけれど。」

 

 

全く知らなかった錦糸町にある

ロックンロール専門のLIVEハウスで、披露宴がありました ウエディングドレス

めちゃくちゃ暗くて、焦りました アセアセ

ビデオもプロに頼んでいました

 

ご主人も彼女に影響を受けロックンロールを踊り始め、

披露宴では2人でステキに踊りました ルンルン

 

 

 

その後

上野公園に行くと、

彼女は赤ちゃんも連れて来て

御主人と替わりばんこに子守しながら楽しそうに踊っていました ルンルン

 

ときどき私は

「2人で踊っていらっしゃい!私が子守するから・・・」

 

この頃は

撮影よりも子守がメインだったような

 

彼女からは

毎年、年賀状が来ていました

 

 

 

それからの私は

頻繁に師匠の助手として、

様々なシーンを撮影に行きました

 

有名な薬品会社のエリート営業マンの表彰式とパーティー

 

シャンソンの会の発表会

 

ダンスパーティ

 

服装メーカーのパーティ

 

 

大きなホテルが多かったな

あと有名なレストランなど

もう、あまり覚えていませんが

 

 

あるとき

師匠に呼び出されました

 

「今度のシャンソンはお前ひとりでやってよ!」

 

「無理です、なんでですか?」

 

 

「おれ、ダブルブッキングしちゃって。

どっちも大事だけど、シャンソンの方ならお前出きるかも。」

 

「そんな・・・」

 

 

師匠の命令なんで、腹をくくりましたが

 

40人くらいの趣味の会ですが

皆さん、毎回お召し物を新調する程の意気込み

 

2回は師匠と行ったかな?

ものすごいお洒落な有名レストラン1軒、貸切とか

ホテルの大広間とか

 

 

ほんとは失敗しそうで不安でいっぱいでした 不安

しかし、師匠に恥をかかせてはいけない

40年の長きに渡る大事なお客さまを喜ばせる写真を撮らねば びっくりマーク

 

 

本番前に心配なので師匠に質問しました

「何に気をつければいいですか?」

 

「別に~、いつも通りで。

1人に対して、上半身を3枚と全身を3枚!は必ずかな・・・」

 

いつもながら

無責任とも思えるアドバイス プンプン

 

 

当日は

「いつもの男性の方は居ないそうで・・・

貴方が代わりに撮って下さるのね、よろしく!」

 

ご年配のステキなドレスを着たおばさまに言われました

 

やるっきゃない 筋肉

 

 

約半日

数日働いたみたいに疲れました

でも、変な疲れではありません

 

しかし、その日のは

怖くて眠れませんでした ドクロ

 

 

撮影後に行きつけの写真屋さんに寄り

データを渡しました

 

「これ、今日の分です。師匠に渡してください。」

 

 

 

翌日の昼間

師匠から電話が来ました

 

「写真を見に来い!」

 

 

わたし、何かポカやった !?

 

行くと

 

「まあ、いいんじゃない。」

 

ホッとしましたねえ

取り合えずはOK

 

 

 

その10日後

 

またまた師匠に呼ばれました

 

 

「この前のシャンソン発表会の写真のことで話があるから来て!」

 

えっ、まだ何かあるの ??

 

 

おはなしは続きます