音楽療法の知識から
子育てを楽しめるようにお手伝いします
喃語の種類で分かる!
離乳食の進め方
まずは、離乳食期の目安にされる月齢を
さらっと見てみましょう。
生後5〜6ヶ月
離乳食初期と言われる1回食の時期。
食事タイム=楽しい・スプーンに慣れる頃。
別名「ごっくん期」
生後7〜8ヶ月
離乳食に慣れて2回食に移行する中期。
乳歯が生え始める頃。
別名「もぐもぐ期」
生後9〜11ヶ月
少しずつ固いものも大丈夫になる後期。
3回食になり、手づかみ食べも増えるため負担がかかりやすい頃。
別名「かみかみ期」
生後12ヶ月〜
一通りの食材に慣れてくる完了期。
取り分けメニューで少し楽になりつつ、卒乳を考え始める頃。
別名「ぱくぱく期」
こんな感じですね
保健所の検診でもらうパンフレット等には
✔首すわりしている
✔少しのあいだ支えなしでお座りできる
✔舌がスプーンを押し出さない
とか身体の発達に関する目安や、
食べているときの【口の動かし方】も
イラストがありますよね〜
ただ、
この口の動かし方の説明が分りにくい
要は、月齢とともに
舌の動き方が変化していく
というのが分かっていれば良いんですよ
で、ここからが「喃語」の話
生後5〜6ヶ月(初期/ごっくん期)
舌は前後に動きます。
舌が後にいくことで唇をしっかりと
閉じることができるようになります。
その勢いをつかって音を出すので、
破裂音のパ行・バ行・マ行を話し始めます。
これより以前は「あ〜」「う〜」といった
母音のみです。
余談ですが、
アンパンマンが人気の理由は、
見た目の分かりやすさと発音のしやすさ
ついでに、
オッパッピー
ペンパイナッポーアッポーペン
など爆発的人気がでる言葉は
破裂音(パ行)を含んでいます
生後7〜8ヶ月(中期/もぐもぐ期)
舌が上下にも動き始めます。
そうすると上の歯の付け根に舌が当たるので
タ行、ダ行、ナ行、ラ行が発音できます。
「中期になったら舌でつぶせる固さ」
といわれるのは、これが理由です。
生後9〜11ヶ月(後期/かみかみ期)
舌は前後上下に加えて左右に動きだします。
そうすると、口の左右(奥歯のあたり)に
食べ物を運べるので、かみかみ出来ます。
「歯ぐきで噛める固さ」の理由です。
※奥歯が生えていないから“歯ぐき”です
喃語の種類はカ行、ガ行が加わってきます。
口の奥(喉の入口あたり)を使う音です。
これまでよりも舌に加わる圧が大きくなり、
舌を思い通りに意識して使えていきます。
生後12ヶ月〜(完了期/ぱくぱく期)
舌が前後→上下→左右と自由に動くので、
嚥下しやすくなり、食も進みます。
また、喃語の種類(単音)が揃ったことで、
自由に音を組み合わせて
意味のある言葉を話しはじめます。
いかがですか??
喃語の種類で分かる!
離乳食の進め方
舌が自由に動くことは、嚥下に必要ですし、
発音にも必要になってきます。
なので、毎日のお世話で
「どんな音を発しているかな??」と
少し気をつけて会話してあげると、
食べやすい固さや大きさを考える
参考になります
【まとめ】
離乳食初期
パ群(パ行、バ行、マ行)
離乳食中期
タ群(タ行、ダ行、ナ行、ラ行)
離乳食後期
カ群(カ行、ガ行)
離乳食完了期
意味のある言葉
食事の好みもあるので、「7ヶ月だから、このとろみ具合」とか気にしすぎずにしてくださいね
ちなみに、うちの坊はとろみ少なめが好み
さつまいも🍠のマッシュは食べませんが、薄切りは食べます
好みを見つけるつもりで、
気楽にいきましょう
それと、もう1つ
【唾液の分泌】も嚥下には欠かせない要素。
そのお話は、こちらで☆
※嚥下機能に関して、
離乳食も介護食も考え方は似ていて
チェック項目はほぼ同じです。
介護関係であれば、
フレイルの本がオススメです。
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