少し不思議なGIM?

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最近、GIMに興味を持ってくださった方もいらっしゃるので、GIMとはなんぞや〜というお話も少ししてみたいと思いました。 

 

よくあるのが音楽療法の誤解。

「音楽聞かせて、アルファ波とか、シータ派とかで療法するんですよね?」とか、

「眠れないのですが、良い音楽はありますか?」とか。

音楽療法は、人(クライエント)と人(セラピスト)のつながりによって行う療法で、音楽は手段になります。一緒に歌ったり楽器を演奏するだけでなく、即興をしたり、歌詞から人生の意味を考えたり、作曲したり。人生の終末において、生きてきた意義を音楽を通して振り返ったり。音楽と同じようにセラピストの存在が大切になります。音楽を聞くだけで直接人に影響を及ぼすのは、サウンドヒーリングという別分野になります。

 

GIMは音楽療法とも異なっていて、誤解に多いような「音楽を聴く」療法になります。でも、音が直接作用するわけではありません。やはりセラピストの存在が大切になります。

 

GIMは正式には、The Bonny Method of Guided Imagery and Music といい、ボニー式(The Bonny Method)と言われたり、BMGIMと約されたりしています。私はよく知られているGIMという言い方を使っています。音楽とイメージを使う心理療法になり、音楽を使うリラクセーションやイメージですすめる催眠療法や退行療法とも異なります。

 

GIMはメリーランドで行われていた意識の研究の中から生まれました。1960年代から70年代にかけて、メリーランド精神医学研究所で行われていたスタニスラフ・グロフやウォルター・パーンケらのLSDなどの幻覚剤による療法効果の研究に、GIMの創始者ヘレン・ボニーも加わっていました。LSDセラピーをスムーズに行えるように音楽を使っていたのです。そのうち、音楽だけで療法的な効果があることがわかりました。薬物を使って意識を変えるわけではないので、より安全に短い時間で使うことができるのが、音楽のメリットでした。

 

その後の4、50年でGIMも発展し、様々な臨床の場で使われるようになってきました。

 

一般の方に使われることが多いのですが、様々なトラウマや、リウマチ、うつ状態、ストレス、人間関係などの問題を抱えている方にも多く使われています。医療の現場で、がん患者の方、エイズ患者、その他終末期医療にも使われています。日本で臨床をしていると、どうして人の目を必要以上に気にしてしまうんだろう、という方によくご相談をいただきます。日常生活での、少しの引っ掛かりをGIMで突き詰めていくと、より意識した状態で生きることができるようになります。つまり、無意識からくる不安が減り、その衝動に動かされることもなくなるのです。

 

GIMはちょっとわかりにくい不思議な療法ですが、意識の状態を変えて頭で考えず心で納得していくので、トークセラピーよりも早く効果が出ると言われています。

 

日本で正式な資格を持つフェローとなったセラピストは、私も入れて3人います。ご興味のある方は、ぜひ、きちんとしたセラピスト、フェローからセッションを受けてくださいね。

 

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少し前のブログに、GIMでは夢を見るように音楽を聴きながらイメージが自然に湧いてくる話を書きました。

 

が、もちろん、イメージが自然に出てこない方もいます。 

イメージを考えて思い浮かべるようにするのとは違うので、出てこなければ出てこないで大丈夫なのです。 

 

視覚的なイメージの出てこない方で、よくあるのが身体的イメージ。

視覚的なイメージと同時に出てくる事もあります。 

 

よくあるのが、手足への感覚(パチパチ、ぞわぞわなど)、胸が重い、目が回るなどです。そのような身体的なイメージを元にセッションを進めていきます。

 

人は、体のいたるところに感情や記憶を溜めています。

例えば、生理痛は重くないですか?

腰は痛くないですか?

お腹は壊しやすくないでしょうか。

アゴに力は入ってないですか?

 

痛みや不調には特徴があって、音楽を流した時にそういうイメージが出てくる事があるんです。なので、直接その部分をワークしていきます。

今まであったケースでは、子宮に溜め込んだ罪悪感を取り除いた結果、生理痛が軽くなった。溜め込んだ怒りを外に出す事で、腰痛が減った。

 

心と体は深く繋がっています。

例えば、暴力を受け始めた方は、体が自分を守る為に太ろうとしたりします。小さい頃から性的暴力だったり、何かしらの暴力を受けた方は、自己免疫の病気になりやすかったり、人格障害を発症しやすいとも言われています。(全ての方がというわけではありません。もちろん!)心の状態を改善していくと、体の状態も変えていけるのです。GIMでもリューマチの症状が減ったというような臨床例がいくつかあります。

 

GIMでよく出会うのが「喉のつまり」

人間の体の特徴からいうと、喉が細いですよね。なので、感情が喉元で止まってしまって外に出にくいんです。言いたい事を言えず、溜め込んでしまう方もたくさんいるのではないでしょうか。そういった「言えなかった事」「抑えた感情」は、体の方に残ります。これを繰り返していくと、頭と心のバランスが崩れてしまうんです。

 

GIMで喉のつまりが出てきた場合、咳き込んだり、手で抑えたりしながら、自分で解決していく方もいます。もちろん、音楽を使いながらお手伝いさせていただきます。でも、それが難しい場合には、「身体的介入」を行います。音楽に合わせて、詰まった場所にセラピストがクッションを当てたり、手を当てたりしてイメージを強めて、タイミングを見て、取り除くお手伝いをします。そこには、もちろん「これをなんとかしたい!」という、トラベラーの強い意志が必要になります。

 

そして、喉のつまりが取れた後、出てくるのが溜め込んでいたもの、「感情」や「言葉」です。それを表現して、解放していきます。

 

喉が詰まった感じ、どうでしょう?最近感じたことはありませんか?

 

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無事にGIMレベル2トレーニングが終わりました。

ご参加いただいた皆さまにとって、そして日本の音楽療法にとっても意味のある事だったように思います。

ご協力いただいた、名古屋音楽大学には感謝の言葉がつきません。

 

その名古屋ですが、ご縁があるようで、定期的にGIMをしに伺う事になりそうです。

週末を挟んでのスケジュールになると思いますが、詳細は未定です。

月一回を予定しており、場所は春日井市の高蔵寺あたりか、もしくは名古屋駅周辺を考えています。最大で5−6名を受け入れられるかと思います。

料金はできるだけ横浜と同じ12000円か、交通費を少しだけご負担いただき13000円で行いたいと思っています。

 

もし今の段階でご興味のある方がいらっしゃったら、ご連絡ください。

www.musicure-mt.com

nyoshihara@musicure-mt.com

 

よろしくお願いします。

 

 

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