トランスジェンダーとGIM

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トランスジェンダーのクライエントさんと、何名か続けてGIMを

させていただいたので、ちょっと書いてみようかと思いました。

 

アメリカだと、LGBTQIと心と生まれた体のアイデンティティーが

一致しない方(細かくはたくさんあります)を総称して呼びます。

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クイアー

インターセックス、ですね。ここからも更に続いていきます。

 

私には、トランスジェンダーの親友がいます。

彼が初めて、自分のセクシャルアイデンティティーの事について

話してくれた事を、もう15年くらい前になるのですが、よく

覚えています。

彼は、クリスチャンのご両親に育てられていたので、トランスである

事を受け入れてもらってなかったんです。だから、私に話して

くれた時、震えていました。珍しく目を伏せて、小さな声で

話してくれました。ものすごい勇気がいる事だったんだなぁと

思います。もちろん、そんな事で私たちの関係が変わる訳はなく、

遠く離れていても、支え合える親友です。

(来年日本にやってくるので、楽しみ〜!!)

 

でも、彼からとてもたくさんの、大切な事を学びました。

親との関係だったり、閉鎖的な場所だったので、偏見が横行して

いましたし、生きづらさを話してくれました。

 

アメリカでのデータになるのですが、LGBTQIの方は心と体が

一致している方と比べて2倍以上、精神的疾患にかかりやすいと

言われています。11%のトランスジェンダーの方は、病院や

精神科で偏見にさらされていますし、若い世代だと、2、3倍も

自殺率が高くなっています。

NAMI (https://www.nami.org/learn-more/mental-health-by-the-numbers)

 

最近のGIMセッションでのクライエントのイメージなのですが、

巨大なお皿の上に社会全体が乗っかっていて、自分は箱の隅っこに

追いやられて、上にお皿が乗っているので、動くこともできず、

自分を守る姿勢を取ることが精一杯、というものがありました。

それがクライエントの方が今まで感じていた日常なんだと思って、

私も、すごく苦しくなりました。

 

でもその苦しさを認識して、抱えてきた気持ちを吐き出したら、

ちょっと、ほんの少しだけ動けるようになったんです。

その本のちょっとが、大切なんだと思います。

そこから、「自分」が広がっていきますように・・・。

 

トランスの方でも、お一人お一人違いますし、悩みは同じではないと

思います。私のところに来てくださって、GIMを受けてくださった

方も、皆さん、悩みは違いました。でも、社会というものに対して、

何かしらの苦労をなさっている方が多かったです。

私も、社会の意識を変えて行く事にお役に立てたらと思っています。

 

 

 

 

アルコール依存について

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アイドルグループメンバーのアルコール摂取に絡んだ問題が

ワイドショーなどでも取り上げられているようなので、

ちょろっと書いてみようかと思いました。

私のお師匠さん。ジム・ボーリングの教えも混ぜてお話しします。

 

まず、アルコール依存症(どんな依存症もですが)、

自分の意志の力で治せるものではありません。

治せるなら、きっと依存していないんです。

 

長期間の摂取により、体の仕組みが変わり、

そもそも自分でコントロールできない状態になっています。

 

でも、アルコール依存は、体の病気ではありません。

体と、心と、精神の病気です。

体だけの治療には意味がありません。

大切なのは、心と精神の回復なのです。

 

アルコールの治療は、家を建てる事に例えらています。

身体の治療、つまりアルコールを取らない状態にすることは、

基礎工事と同じです。

体の緊張を減らし、ストレス緩和を覚え、睡眠のサイクルを整える

といった事です。

音楽療法では、ドラムサークルなどを行ったりします。

 

心(感情)の治療は、居住区域になります。

感情と向き合い、人間関係を修復し、サポートシステムを構築して

いきます。孤独とどう向き合うかも大切な課題になります。

音楽療法では、作曲をしたり、歌詞について話し合ったりします。

 

そして、リカバリーに欠かせないのが、精神の治療。これで屋根を作ります。

精神性をスピリチュアリティーと言いますが、

これは宗教とは一切関係のない、人間の根源に関わる部分です。

アルコールアノニマス(AA)でも、このスピリチュアリティーを大切に

考えてプログラムを作っています。

信念、信条、希望、誠実さ、人間性、意志、愛情、尊厳 

そういった事がこのスピリチュアリティーには大いに関係しています。 

 

この3つが整い、初めて家が出来上がります。

体を治療してアルコールを抜いても、アルコール依存は治らないんです。

心と精神とを治療していくことが大切です。

 

こういった事を、ニュースやワイドショーで取り上げてくれたらなぁと

思うのです。

 

依存物質は、鎮痛剤のようなものです。

そして依存症とは、痛みを取ろうとする誤った取り組みなのです。

 

実はGIMには、依存症の方に使われるプログラムがあります。

でも、実際の治療にそればかり使う訳ではありません。

自分と向き合うプログラムを多く使います。

心と精神の痛みに向き合う強さを身につけ、

実際に向き合い、

鎮静剤が必要ない状態まで痛みを取り除いていく。

それが、本来の根本治療だと思うのです。

 

依存症は、一人では治せません。

周りのサポートも必要ですし、

専門家のサポートも必要です。

 

もし、音楽を使って依存症の自分と向き合ってみたくなったら、

ご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

自己肯定

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最近、クライエントさんが、こんな事を言ってました。

 

「最近、我慢せずネガティブでいました。

我慢せずいるって、自己肯定なんだなぁ」

 

そうなんですよね。

ネガティブな自分でも全く問題ないんです。

それを否定しようとする、または否定したい自分が問題なんです。

誰が、誰を否定してるんでしょう。

 

あるクライエントさんは、自分がちょっと「嫌だなぁ」と感じた事を

みんなの例えを使ってお話します。

「みんなに迷惑かけて、みんな嫌なんです」

では、あなたの気持ちはどうなんですか?

みんな嫌でも、あなたが嫌である必要はないし、

みんな大丈夫でも、あなたが大丈夫と感じる必要はないです。

 

ある知り合いはどんどん体を鍛えて強くあろうとしています。

強くなりたいの後ろにあるものは何でしょう。

それは、弱い自分を否定したい心ではないですか?

 

誰が、誰を判断して、

誰が、誰を否定しているんでしょう。

 

本当に強い人というのは、自分の弱さを受け入れている人だと

私は思います。

 

嫌な自分を理解するのと、受け入れるのでも、また話が違う。

人間の心理はややこしいもんです(笑)

 

でも、皆さんの、自分と向き合う勇気に感謝。

自分の弱さと、自分の汚さと、自分の嫌な気持ち。

恥じたり、否定したい自分と向き合う強さに感謝です。

 

人は、必ず変わります。気持ちさえあれば。

生き方も、苦しさも、自分も。

 

ネガティブさの自己肯定を覚えたクライエントさん。

浮き沈みはあっても、自分を認めてあげられるようになりたいと

お話していらっしゃいました。

そして「ほんのすこしだけ優しい気持ち」になれたんだそうです。

 

ほんのすこしから、全てが変わります。

これからも応援し続けようと思うのです。