さて、本日は、5月22日に出版開始となります「ジェネシス」(作曲:鈴木英史)の吹奏楽をご紹介いたします。
2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲委嘱作品ともなっていた楽譜ですが、若干の変更を加えて新たにブレーン社より出版となります。ぜひご検討くださいませ。
作曲:鈴木英史
グレード:3.5
演奏時間:約3分30秒
小編成バンドでも十分演奏可能なうえ、練習にも本番にも取り組める「音楽的な」エッセンスがたっぷり詰まった名作です。
2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲IIIとして2020年に作曲。2021年4月14日和光市サンアゼリアホールにて、大井剛史指揮、東京佼成ウインドオーケストラにより録音初演されました。 課題曲版からの変更点は以下となります。
[1] 若干のアーティキュレーション等の変更
[2] ホルンを4パートに
[3] オプション楽器の表記の削除
[3] について、課題曲版でも記載しましたが、各楽器何名で演奏しても成り立つ《ハイブリッド・スコア》として書いてあるため、オプション楽器の指定はしていないのです。少人数でも問題なく演奏できます。
「パート数」ではなく「声部」で考える提案のひとつです。
また全体は、F durとEs durの関係、カデンツとフレーズの関係、内声と外声は同等(主旋律中心からの脱却)、繰り返された[B]は異なる表現に、等の提案をしつつ、[H]が一番濃い表現になるように書いてあります。
しかしそんなことを越えて、一つの楽曲として、皆さんの音楽世界が広がるきっかけになれば幸いです。 (鈴木英史)
■演奏上の注意点
・6小節目 Trb.3 / Euph. 和音バランスを考慮し、括弧内の音も可能です。(Trb.3とEuph.が同音にならないように注意してください)
・Tuba奏者が二人以上の場合divisiで演奏、一人の場合は通常符頭を基本とするが豆譜も選択可能です。
・[B]の「繰り返し時はpoco piu mosso(61小節)のテンポで演奏する。
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