オットリーノ・レスピーギの代表作である「ローマ三部作」のひとつ 交響詩「ローマの祭」の平岡聖編曲版が4月11日発売開始です。
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作曲:オットリーノ・レスピーギ
編曲:平岡聖
演奏時間:約25分
グレード:5
オットリーノ・レスピーギの代表作である「ローマ三部作」のひとつとして知られるこの作品は、『ローマの噴水』『ローマの松』に続いて1928年に完成された交響詩です。単一楽章で、古代ローマ・ロマネスク・ルネサンス・20世紀と、それぞれの時代にローマで行われた祭をテーマとした4つの部分が切れ目なく演奏される構成。残虐さから歓喜の歌や愉快な喧噪まで、オルガンやマンドリンを含んだ大編成の管弦楽編成により多彩に描かれています。
キリスト教の歴史を描くように年代別に配置された4つの部分のうち、迫力のある派手な音響が印象的な第一部「チルチェンセス」と第四部「主顕祭」ですが、第二部「五十年祭」の悲しみを伴った祈りと神聖さ、第三部「十月祭」の情熱的な歌を含んだ展開の中に、この作品の真髄があると感じています。吹奏楽編曲にあたっては、オーケストラならではのニュアンスや繊細さを損なわないよう、サクソフォンセクションや鍵盤打楽器の扱いに配慮しました。特に、第三部「十月祭」の各独奏楽器の置き換えを中心に、初演の指揮をされた峯村邦泰氏と協議し、吹奏楽の各セクションの色彩感をより引き出せるよう仕上げました。
2021年、ウインドアンサンブル峯(指揮:峯村邦泰)により委嘱・初演。
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