さてさて吹奏楽コンクールの地区大会も早いところでは始まっておりますが、そろそろアンサンブル・コンテストの準備も始めましょう。
7月25日にブレーン社よりアンサンブル譜がドドーンと出版予定となっておりますので、楽器別に紹介してまいります。
まずは、サクソフォン・アンサンブルからいきましょう。
【サクソフォン四重奏】
作曲:八木澤教司
編成:サクソフォン四重奏 (SATB)
演奏時間:4分50秒
グレード:3
真っ青な空・エーゲ海・白壁の家々・・・“永遠の憧れ”とも称されるギリシャのサントリーニ島をテーマにした作品
ヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテット委嘱シリーズ。
真っ青な空とエーゲ海、ブルードームと断崖に立ち並ぶ白壁の家々。強い日差しにも負けないピンク色のブーゲンビリア。オールドキャッスルから眺める夕陽。活火山の島であることを実感できるアクロティリ遺跡。のんびりと断崖絶壁を上り下りするロバ。新鮮な海の幸と美味しいワイン。いつの日か、このサントリーニ島をテーマに作曲しようと温めていましたので、結成当初から共に歩んできたヴィーヴ!(大学の同期である浅利真さんが主宰)の第20回記念リサイタルでの発表を心に決めました。 これまでヴィーヴ!には「陽炎の舞踏」などの委嘱作品をはじめ、多くの作品を演奏・録音していただきましたので、それらの作品とは異なるタイプの作風に挑戦してみました。多くの皆様に親しんでいただけましたら幸いです。 (八木澤教司)
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作曲:八木澤教司
編成:サクソフォン四重奏 (SATB)
グレード:3.5
演奏時間:5分
美しいメロディ・心地よい和声がパート間で“受け継がれていく”作品。情感溢れる中間部が印象的な楽曲
Line -T Saxophone Ensemble 結成10周年記念委嘱作品として2022年5月に完成。これまでに私の作品「陽炎の舞踏」「アリオンの琴歌」(ブレーン刊)などを演奏されてきたと伺い、喜んで作曲をお引き受けしました。
タイトルの「エリタージュ」(Heritage)は“受け継がれるもの”を指し、代表の手塚正道さんを中心としたメンバーで吟味して名づけられました。コロナ禍ということもありメールやZoomでコミュニケーションを取りながら作風の打合せをさせていただきました。『演奏して心地良くなるような和音と、美しいメロディを入れて欲しい』というご要望を基に、メンバーの特色を生かせる10年の歴史を讃えた作品を目指しました。 (八木澤教司)
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【サクソフォン七重奏】
作曲:天野正道
編成:サクソフォン七重奏 (SAATTBB)
グレード:4
演奏時間:4分20秒
サックスアンサンブル天野正道「バトル」シリーズに7重奏版が登場!旋律や和声感の改定によりゴージャスに!
この作品の原曲は「5本のアルトサキソフォーンのためのバトル」です。
この曲をS.Sax./2 A.Sax./T.Sax./B.Sax.に編曲したのが「セカンド・バトル」でした。この2曲はほぼ同じですが、今回、神奈川県立平塚中等教育学校吹奏楽部から委嘱された「サード・バトル」は編成が7重奏に拡大されています。また、中間部のバラードは「セカンド・バトル」とほぼ同じ和声進行ですが、メロディーラインやオーケストレーションに違いがあるほか、さりげなくカウンターラインが加わった部分もあります。編成が大きくなったため、サウンドもゴージャスになっていますが、その分、逆に緻密なバランス設計などが必要となってきます。是非、スコアをじっくりと読み込んで下さいませ。 (天野正道)
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