脱力とは。
身体や腕、首などに力が入っていると、良い音も出せないし、
指も動いてくれません。
そして力を抜けば良いかというと、そうでもなくて、身体を支える
ぶれない中心が必要です。
中心とはどこか?
それは腰と足。要は下半身ですね。
ピアノの鍵盤は88鍵。子供にとっては相当長いものです。
両腕を広げても、端には届きません。
でも上達していけばいくほど、楽譜の音の幅は広がっていきます。
高い音、低い音に飛ぶ時に、身体をどう動かすのか、腕をどう持っていくのか、
それが上手くいかなければ、身体はフラフラ、腰も浮いて、音も定まりません。
脱力を自然に出来る子もいます。教えて出来る子もいます。
けれども、いくら教えても注意しても、出来ない子もいます。
そこで大切なのは、脱力が出来ない原因を見つけることです。
ただ力を抜く事が出来ない訳ではなく、楽譜の見方、音の聴き方、
椅子の位置や緊張など、その原因は多岐にわたります。
それをお互い試行錯誤で見つけていく。
本当に奥が深いです。
その昔、私がまだ幼くツヤツヤのフサフサだった頃、全くミスをしないお友達が
いました。間違ってばかりの私と練習不足以外に何が違うのか、必死で考えた
事があります。そして発表会の時、衝撃を受けました。
彼女は一時も鍵盤から目をはなさず、姿勢が素晴らしく良かったのです。
指の支配力も相当なもので、ミスタッチはほとんどゼロ。
比べて私は、ニタニタのフラフラ。
これではイカンと姿勢を変える努力をしました。
姿勢が良いと、見ている方も気持ちが良いものです。
脱力と支えの大切さは、演奏だけではなくスポーツや全てにおいて
共通する課題だと思います。
作曲者や曲によって音の出し方も変わるもの。自然に姿勢も変わるもの。
本当に奥が深いです←2回目。
演奏も教える理念も子育ても、ぶれないものにしたい・・・。
芯が通っていて、脱力出来る、そんな人生にしたいもんです。
願わくば、せめてフサフサではいたい・・・。←ぶれてますな、老いについては![]()
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