一生懸命曲を考えて、やっとの思いで完成した曲を友人に聞かせたところ「まあ、いいんじゃない」と、あまり感動していない様子…
その友人に聞いてみたところ「べつに悪いとか、変とかじゃないんだけど、何となくメリハリがなくて、ぱっとしない」という返事。
そういう経験は、作曲する人は多かれ少なかれあるようです。
べつにサビが弱いわけでもないし、なんでだろうと、何度聞き返してみると、Aメロディとサビがそっくりだった!という原因だったりします。
しかし音の高さも違うし、自分じゃ全く別のメロディと思っていたものが、どうして同じ印象に聞こえるのでしょうか。
実はメロディの印象を決定づけているのが、音程ではないからなのです!
じゃあ、何が決め手になっているかというと、ズバリ「譜割」です。つまりメロディのリズムが、印象を決めているんですよ。
例えば童謡「こいのぼり」がありますね。あのメロディのリズム(譜割)を変えず、音の高さだけめちゃめちゃに変えて歌ってみたとします。
明らかに音の高さは違うけれど、どこかなんとなく元曲「こいのぼり」に似てるんです。
よく既成の曲を聞いてて「あ、この曲は○○さんの△△△って曲にそっくりだ!パクっている!」なんて感じたものありませんか?
確かにメロディは違うけれど、まるでパクっているように聞こえてくる。
これはまさに、そのメロディの譜割が同じなんです。
逆に言えば、作曲する場合、音の上がり下がりに意識を集中させるより、譜割に変化をつけた方が、メリハリがついてインパクトが強くなるって事なんですよ。
特に、各構成ごとの出だしの譜割が大切!
出だしの譜割が、そのメロディの印象を決定しているんです。出だしがロングトーンなら伸びやかな印象。細かければ、あわただしい印象。くって入れば、パンチ力がある印象。などなど。
つまり作曲とは、各構成の出だしの譜割だけ決めてあげれば、もう全体の骨組みは完成したことになるんですよ。
あとは、そこに音程の上がり下がりをつけるだけ。だから、そんなに悩む必要はないんです。
時々「あ、またこの譜割をつかっちゃった!」何て言う事もありますね。
ようするに、得意なパターンというやっですね。
そんな時も、譜割のルールを知っていれば、ちょっとリズムを変えるだけで、メロディを激変させる事ができるわけです。
プロの曲の各構成での譜割を、是非研究してみて下さい。たくさん、発見がありますよ。