作曲に関して、今はたくさんの本が出てますから、技術的なものはそちらにお任せして、今日は考え方について。
現在、巷で流れている音楽はきちんとした構成があり作られてますね。
いま一番ポピュラーなのは、
イントロ「Aメロディ」「Bメロディ」「サビ」間奏「Aメロディ」「Bメロディ」「サビ」ソロ「サビ」「サビ」エンディング
ですね。もちろん例外もたくさんあります。
さてこの構成。いつからどうしてこうなったのでしょうね。古いブルースを聞くと構成は「Aメロディ」「Bメロディ」しかあります。
例えば童謡や唱歌も同じく構成は二つが多く、とくにサビらしいものはないです。
つまりサビという概念は、以外とここ60年くらいの話しなんですねえ。
英語でサビは「コーラス」と言われているように、実は「みんなで歌うメロディ」というのが、考え方の基本です。
そして、その元になったのが実はゴスペルなんですねぇ。ゴスペルでは、神父様が教会員の方に「聖書」の言葉を投げ掛け、それを教会員の方が「オウム返し」に繰り返す「コール&レスポンス」というやり方がよく見られます。
それをポピュラーミュージックに取り入れたのが、サビの始まりみたいです。はじめて取り入れた人は、あの「レイチャールズ」。
映画「レイ」では、その場面も描かれてましたね。
レイチャールズがやったやり方は、
レイ「ヘーイ!」
客「ヘーイ!」
レイ「ヘイヘイ!」
客「ヘイヘイ!」
というよいに、みんなで掛け合い(コール&レスポンス)をしたんですね。
この伝統はいまだ黒人さんの文化に残っていて、際たるものは、ヒップホップの、
「セイ!ヨーォ!」「ヨーォ!」
「ヨォ!」「ヨォ!」
っやつですね。
あれがだんだん発展してメロディが複雑になり、一番伝えたい言葉がついて、いまの「サビ」になったわけです。
つまり、サビを作る場合、この「みんなで歌う」ということを念頭にいれてつくるといいわけです。
そして、曲を作るときは、このサビから作った方が、より良い曲になるようです。
ですから、「さあ、曲をつくるぞ!」と思ったら、まず自分とお客さんが大合唱している場面を想像し、その場面から聞こえてくるメロディを、ひろってあげればいいわけです。
そして、そのあとに「Aメロディ」「Bメロディ」を考えるというわけですね。
もし「サビが弱い」という事でしたら、ぜひお試し下さい。