☆アーティスト
(McCOY TYNER)
☆アルバム
バラードとブルースの夜
(NIGHTS OF BALLADS & BLUES)
現在はヴァーブ・ミュージック・グループ
(The Verve Music Group)傘下の
ジャズ・レーベル
インパルス!レコード
(Impulse! Records)から
1963年発表した
マッコイ・タイナー3作目の
リーダー・アルバム
レコーディングは
その-31 ミルト・ジャクソンの
アルバムと同じ
録音技術を高く評価される
ヴァン・ゲルダー・スタジオ
(Van Gelder Studio)で
シンプルなトリオのピアノが
私には優しく聴こえます
プレイヤーは
ピアノ
マッコイ・タイナー
(1938-2020)は
フィラデルフィアで
3人兄弟の長男として生まれ
母親の勧めで13歳からピアノを習い
ジャズ・トランペット奏者
デイジー・ガレスピー
(Dizzy Gillespie=1917-1993)や
ジャズ・サックス奏者
(John Coltrane=1926-1967)が
卒業生のグラノフ音楽学校
(Granoff School of Music)で学び
近所に引っ越してきた
ジャズ・ピアニストの
バド・パウエル
(Bud Powell=1924-1966)に
大きな影響を受けたようです
1955年には同窓生の
ジョン・コルトレーンと出会い
1960年~1965年の間
コルトレーン・バンドに在籍
ピアノ以外のキーボードは
殆ど使わず
世界のジャズ・ピアニストに
大きな影響を与えたプレイヤー
10人に入ると言われる様です
ベースの
スティーヴ・ディヴィス
(Steve Davis=1929-1987)は
ジョン・コルトレーンの
カルテットに1年程
在籍しています
ドラムスの
レックス・ハンフリーズ
(Lex Humphries=1936-1994)は
ジョン・コルトレーンや
ジャズ・トランペット奏者
デイジー・ガレスビー
(Dizzy Gillespie=1917-1993)の
レコーディングに参加しています
収録曲は
総てインストゥルメンタル曲ですが
Side-2の3曲目
グルーヴ・ワルツ以外は
歌詞も書かれている
スタンダード・ソングで
何人かYouTubeを貼りました
(SATIN DOLL)
デューク・エリントン
(Duke Ellington=1899-1974)と
「A列車で行こう」の作曲者
ビリー・ストレイホーン
(Billy Strayhorn=1915-1967)が
1953年に共作した
インストゥルメンタル曲で
Side 2の4曲目
「シャレード」
「ムーン・リバー」
「枯葉」
「スカイラーク」の詩を書いた
ジョニー・マーサ
後に詩を付けたスタンダード曲で
ジョニー・マーサは
キャピトル・レコード
(Capitol Records)
設立者の一人です
我が家には
▼ザ・ポール・ウィナーズ
(The Poll Winners)と
南フランスの女性ヴォーカル・トリオ
▼ドゥードリン(Doodlin’)の
アルバムにも収録されていますが
後にアップするかもで
他のアーティストの
YouTubeを貼ります
▼マッコイ・タイナーで♪サテン・ドール
▼イタリア生まれのロバータ・ガンバリー二で
♪サテン・ドール
▼サンバ・アレンジのデボラ・ワッツで
♪サテン・ドール
(WE’LL BE TOGETHER AGAIN)
作曲はカール・T・フィッシャー
(Cari Theodore Fischer=1912-1954)
作詞は映画「真昼の決闘」の
テーマ曲「ハイ・ヌーン」や
テレビ西部劇「ローハイド」の
テーマ曲のヒットで知られた
歌手で俳優のフランキー・レイン
(Frankie Laine=1913-2007)が
1945年に発表した曲で
ビリー・ホリデイ
ルイ・アームストロング
ダイアナ・ロス
ロッド・スチュアート他が
レコーディングをしています
♪ウィル・ビート・トゥゲザー・アゲイン
▼1950年代に人気の有った
ジューン・クリスティで
♪ウィル・ビート・トゥゲザー・アゲイン
03-ラウンド・ミッドナイト
(’ROUND MIDNIGHT)
ジャズ・ピァニストの
(Thelonious Monk=1917-1982)が
1944年に発表した曲で
作曲はセロニアス・モンクと
トランペット奏者で作曲家の
クーティ・ウィリアムス
(Charles Williams=1911-1985)
作詞はバーナード・D・ハ二ゲン
(Bernard D. Hanighen=1908-1976)
原型の作曲は
セロニアス・モンクで
1936年頃とも
1940年頃とも言われ
マイルス・デイヴィス他
ジャズ・ミュージシャンの
作曲としては
最も多くレコーディングされたそうです
▼マッコイ・タイナーで♪ラウンド・ミッドナイト
▼ジュリー・ロンドンで♪ラウンド・ミッドナイト
▼メンバーが7歳から20歳までのビックバンド
サン・アンドレウ・ジャズ・バンドをハックに
アンドレ・モティスの歌と
ルイージ・グラッソのサックスで
♪ラウンド・ミッドナイト
04-フォー・ヘヴンズ・セイク
(FOR HEVEN’S SAKE)
邦題は「神に誓って」と
されている事が有りますが
英熟語で「お願いだから」だそうで
メロディ―の綺麗な曲
1958年ビリー・ホリデイの
アルバム「レディ・・イン・サテン」
(Lady in Satin)に収録され
注目をされましたが
オリジナルは1947年
クロード・ソーンヒル
(Claude Thornhill=1908-1965)の
オーケストラをバックに
(Fran Warren=1926-2013)が
ヴォーカルで
レコーディングしたそうです
ライターは1946年
ドナルド・メイヤー
(Donald Mayer)
女性シンガーの
エリース・ブレットン
(Elise Bretton)
シャーマン・エドワーズ
(Sherman Edwards=1919-1981)
3人の共作の様ですが
ライターの詳しい情報が
見つかりません
▼マッコイ・タイナーで♪フォー・ヘヴンズ・セイク
▼オリジナルで♪フォー・ヘヴンズ・セイク
01-スター・アイズ
(STAR EYES)
1943年アメリカの
ミュージカル・コメディー映画
「アイ・ドート・イット」
(I Dood It)に使われて曲
ジミー・ドーシー
(Jimmy Dorsey=1904-1957)の
ビッグ・バンドで
女優で歌手のヘレン・オコネル
(Helen O’C0nnell=1920-1993)と
ボブ・エバリー
(Bob Eberly=1916-1981)が
歌ったそうで
その後1951年サックス奏者の
チャーリー・パーカー
(Charlie Parker=1920-1955)が
レコーディング
ジャズ・スタンダード曲として
人気となったようです
その-03 キャロル・ウィルスマン
8曲目のティーチ・ミー・トゥナイトを
作曲したジーン・デ・ポール
作詞はコンビで良く詩を書いていた
ドン・レイ
(Don Raye=1909-1985)
▼マッコイ・タイナーで♪スター・アイズ
▼映画のシーンからで♪スター・アイズ
02-ブルー・モンク
(BLUE MONK)
セロニアス・モンクの作曲で
1954のアルバムで発表し
Side-1-3曲目の
ラウンド・ミッドナイトと並ぶ
セロニアス・モンク代表曲
作詞はジャズ・シンガーの
アビー・リンカーン
(Abbey Lincoln=1930-2010)
▼歌詞を書いたアビー・リンカーンで
♪ブルー・モンク
▼アムステルダム出身の
アモリ―・ベルケンフェルトで♪ブルー・モンク
(GROOVE WALTZ)
マッコイ・タイナー作曲で
発表年は不明です
▼マッコイ・タイナーで♪グルーヴ・ワルツ
04-酒とバラの日々
(DAY OF WINE AND ROSES)
1962年公開の映画
「酒とバラの日々」のテーマ曲で
作曲はヘンリー・マンシーニ
(Henry Mancini=1924-1994)
作詞はSide-1の1曲目
サテン・ドールと同じ
ジョニー・マーサ―
▼マッコイ・タイナーで♪酒とバラの日々
▼アンディー・ウィリアムスで♪酒とバラの日々
▼パティ―・ペイジで♪酒とバラの日々
追記
Side-1の1曲目
サテン・ドールの詩を書いた
ジョニー・マーサは
スカイラークの詩も書き
Side-2の1曲目
スター・アイズの曲を書いた
ジーン・デ・ポールは
ティーチ・ミー・トゥナイトの
曲を書いていて
その-03 キャロル・ウィルスマンの
アルバムに2曲とも収録され
私の好きな曲ですが
アップ当時はYouTubeの貼り付け未熟で
今回の記事を機会に
何曲かアップしましたので
覗いて頂ければ幸いです
お礼
熱い季節となりますので
熱中症に気を付けて
お過ごしください
今回も長々とお付合い頂き
心より感謝申し上げます