このアルバムは
2019年04月08日yaplog!へ
好きなアルバム その-52で
アップした記事を
こちらへ引っ越しの為
YouTubeを貼り
加筆と修正を加え
リメイクしました
☆アーティスト
PAUL McCARTNEY
(ポール・マッカートニー)
☆アルバム
UNPLUGGED
The Official Bootleg
(アンプラグド・公式海賊版)
好きなアルバム その-50で
ジョン・レノンをアップしましたが
片手落ちになるので
ポール・マッカートニーをアップします
1991年1月25日に
ロンドン郊外ライムハウスの
テレビ・スタジオで収録した
MTVアンプラグド・ショーの
ライヴ22曲の中から
17曲をピック・アップし
The Official Bootleg
(ザ・オフィシャル・ブートレグ
=公式海賊版)の
サブ・タイトルで発表した
アコースティックのライヴ・アルバムです
このアルバム以前
ポール・マッカートニーは
テレビ番組のライヴを
アナログやCDで公式に発表する事は無く
非正規の海賊版が流通していることから
皮肉を込めて公式海賊版とした様です
ライヴとアルバムの
演奏曲順は入れ替わりが有りますが
ビートルズ時代の作詞作曲で
レノン/マッカートニー名義の曲を6曲
他に4曲の自作曲とカヴァーが7曲
ボトルネックを使った
ドブロ・ギター(Dobro)のスライド奏法
ハーモニウム(Harmonium)
アコーディオンの音色
また選曲からも
カントリー・ミュージック(Country Music)
ロカビリー(rockabilly)
ロックンロール(Rock and Roll=Rock ’n’ Roll)
を感じさせるアルバムです
バックアップ・メンバーは
ドラムスを除き1989年~1990年の
ワールド・ツアーと同じで
ハーモニウム&パーカッションに
奥さんで写真家でもある
リンダ・マッカートニー(1941~1998)
ピアノ&アコーディオンと
シェイカー(パーカッションの一種)に
ポール・ウィックス・ウィッケンズ(1956~)▼左
ドラムス&パーカッションは
後に1993年のワールド・ツアー参加の
ブレア・カミンガム(1957~)▲右
6弦&12弦&ドブロ・ギターで
元プリテンダーズのメンバーだった
ロビー・マッキントッシュ(1957~)
4弦アコースティック・ギター&ベースの
ギタリストでヴォーカリストの
ヘイミッシュ・スチュアート(1949~)と
気心の知れたメンバーです
収録曲はYouTubeに
プロテクトで貼れなかったり
無い曲も有ったりですが
何曲か貼ってみました
01-BE-BOP-A-LULA
(ビー・バップ・ア・ルーラ)
ジーン・ヴィンセント(1935~1971)が
ジーン・ヴィンセント
&ヒズ・ブルー・キャップスの
デビュー曲として
1956年発表したロカビリーの曲で
ジョン・レノンもアルバム
Rock ’n’ Roll (1975)や
WONSAPONATIMEに収録されています
▼アルバム収録のライヴ
02-I LOST MY LITTLE GIRL
(アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール)
ポール・マッカートニーが14才の時に
初めて作ったG & G7 & Cの
スリー・コードの曲だそうです
▼オフィシャル・ビデオ
03-HERE THERE AND EVERYWHERE
(ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア)
1966年ビートルズ時代の曲で
アルバム「リボルバー」に集録
その-14 ロバータ・フラック
レット・イット・ビー・ロバータの
12曲目にもカヴァーが有ります
▼アルバム収録のライヴ
04-BLUE MOON OF KENTUCKY
(ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー)
原曲は1946年発表の
ブルー・グラス・ミュージックの
父と言われる
ビル・モンロー(1911~1996)の書いた
ワルツのカントリー・ソングで
エルビス・プレスリーは
フォー・ビートに作り替え
1954年にカヴァーしています
前半はビル・モンロー・バージョンの
スリー・ビート
後半はプレスリー・バージョンの
アップテンポなフォー・ビートで
演奏しています
▼アルバムから動画無で
05-WE CAN WORK IT OUT
(恋を抱きしめよう)
1965年ビートルズ時代に発表した
シングル・レコードに曲で
両A面のカップリングは
デイ・トリッパー
出だしをやり直していて
アコーディオンが良い感じです
▼アルバム収録のライヴ
06-SAN FRANCISCO BAY BLUES
(サンフランシスコ・ベイ・ブルース)
原曲は1960年に
ジェシー・フラー(1896~1976)が
発表したフォークソングの
スタンダード・ナンバーで
ブラザース・フォア
ピーター・ポール&マリー(PPM)や
エリック・クラプトン
ボブ・ディランと多くのアーティストに
歌われていて
ドブロのスライドギターが良いです
▼アルバム収録のライヴ
07-I’VE JUST SEEN A FACA
(夢の人)
ビートルズ時代1965年発表の曲で
ウィングスでもカヴァーしています
08-EVERY NIGHT
(エブリ・ナイト)
1970年発表の
ポール・マッカートニー
初のソロアルバムに
収録されていて
途中で入るデュオのハミングが好きです
▼アルバム収録のライヴ(オフィシャル・ビデオ)
09-SHE’S A WOMAN
(シーズ・ア・ウーマン)
ビートルズ時代1964年発表の
シングル・レコード
アイ・フィール・ファインの
B面に収録されています
10-HI-HEEL SNEAKERS
(ハイヒール・スニーカーズ)
1964年ブルース・シンガーで
ソング・ライターの
トミー・タッカー(1933~1982)が発表の曲
ライターとしては誕生名の
ロバート・ヒギンボーサム(Robert Higginbotham)と
なっています
ジェリー・リー・ルイスや
スティビー・ワンダーも
カヴァーしています
12-AND I LOVE HER
(アンド・アイ・ラヴ・ハー)
1964年発表のビートルズ時代の曲で
メロディーが綺麗な曲で
この曲も
その-14 レット・イット・ビー・ロバータの
11曲目でカヴァーしています
こちらでは未だアップしていない
ヒラリー・コールは
アルバムA Self Portrait
(セルフ・ホートレイト)で
カヴァーしていますが
YouTubeに有りません
13-THAT WOULD BE SOMETHING
(ザット・ウッド・ビー・サムシング)
1970年ポール・マッカートニーの
ソロ・デビューアルバム「マッカートニー」で
発表した曲ですが
ライヴ演奏はこのアンプラグド・ショーが
初めてだそうですで
14-BLACKBIRD
(ブラックバード)
1968年ビートルズ時代に発表した曲
黒人女性の人権擁護や解放を
ツグミ科のクロウタドリに例えた歌詞だそうです
(エイント・ノー・サンシャイン)
1971年ビル・ウィザースの
デビュー・アルバムで発表した曲
ヘイミッシュがリード・ヴォーカルで
ポール・マッカートニーは
ドラムスを担当しています
テンプテーションズ
マイケル・ジャクソン
アランク・シナトラの長女ナンシー・シナトラ
アーロン・ネビルが
リード・ヴォーカルのグループ
ネビル・ブラザースもカヴァーしています
▼アルバム収録のライヴ
16-GOOD ROCKIN’ TONIGHT
(グッド・ロッキング・トゥナイト)
1948年発表ロイ・ブラウン
(Roy James Brown1925~1981)の曲ですが
同じ年にワイノリー・ハリス(1915~1969)
のカヴァーもヒットしたそうで
エルビス・プレスリー(1935~1977)
リッキー・ネルソン(1940~1985)
ジェリー・リー・ルイス(1935~)
多くのアーティストがカヴァーして
ロックンロールの名曲の一曲だと私は思います
▼アルバム収録のライヴ
17-SINGING THE BLUES
(シンギング・ザ・ブルース)
ガイ・ミッチェル(1927~1999)
1956年発表の最大のヒット曲で
原曲も口笛が入っていますが
マッカートニーの口笛が入っていて
賑やかで楽しそう聴こえます
▼アルバム収録のライヴ
18-JUNK
(ジャンク)
1970年ポール・マッカートニー
初のソロアルバムで発表した
弾き語りの曲を
インストゥルメンタルで
失恋の曲らしく
ちょっと物悲しく聴こえま
追記-01
And I Love Herの
ロバータ・フラックと
ヒラリー・コールのカヴァーは
女性が歌っているので
曲名がAnd I Love Him
となっています
追記-02
ドブロ・ギターは
リゾネーター・ギターのブランド名で
Dobro Manufacturing Companyに
由来していて
カントリーやブルー・グラス・ミュージックの
スライド奏法に良く使われています
追記-03
ロビー・マッキントッシュが
元メンバーだったプリテンダーズは
私の好きな曲
Don’t Get Me Wrong(1986)
(ドント・ゲット・ミー・ロング)が有ります
▼ドント・ゲット・ミー・ロング
おまけ-01
前回のリンダ・ロンシュタットの
おまけでYouTubeを貼った
ジャズ・セクシエスト・レディースの
シリーズに収録されている
ジャズ・アレンジをした
ビートルズの曲をアップしました
おまけ-01-A
ポール・マッカートニーが
メインで書いた
キャント・バイミー・ラヴを
▼ステラ・スターライト・トリオと リゼットのヴォーカル
おまけ-01-B
ジョン・レノンが
メインで書いた
ア・ハード・デイズ・ナイトを
▼デボラ・ディクソンの歌と レ・クロスターズ
おまけ-01-C
ジョージ・ハリスンが書いた
サムシングを
▼ボサ・ノヴァのニュー・スター サラ・メヌカル
おまけ-02
15曲目のエイント・ノー・サンシャインを
フランク・シナトラのお嬢さんもカヴァーしています
▼ナンシー・シナトラのエイント・ノー・サンシャイン
お礼
梅雨空の鬱陶しい季節に
今回も長々お付き合いを頂き
心より感謝申し上げます