今回の24時間テレビの募金着服問題の不祥事の件、全く追及されません。責任の所在は、日本海テレビなのか?全国津々浦々のチャリティ番組なのに。

 

 

その意見の追加です。

 

 

 


夢芝居のおっさん、何が

「10年前ぐらい」から心配してたや…

 

 

 

 

特に最近の日本テレビだけでなく、NHKもそうだろう。

この不祥事に関するメディア「全スルー」

 

鳩をひき殺したおっさんを

まるで生類憐みの令のように

実名報道してつるし上げ

する時間はあるくせに、

 

 

その全スルー加減は

 

苦笑いでしかない。


そこで、過去ズームイン朝で阪神のハッピを着てトラトラタイガース「委員長」してた辛坊治郎先生んが、インチキ弁明している番組を見つけた。

 

 


しかしその内容は、24時間テレビの問題について説明している番組のようなのですが、その内容は何かがおかしい。彼の発言は、日本海テレビの横領問題のすり替え。どっかのFM局に日本海テレビの横領した奴の知り合いがいるだの、往年のバブル時代の不適切な行動を指摘していたようですが、それは本質から逸れているように感じられました。

具体的には、バブル時代の読売テレビ時代の話、タクシーチケットの事例を挙げていました。しかし、これは重要な議論から逸れていると言えます。彼の話は自己満足的であり、ただの過去の栄光を誇示するだけのものに過ぎないとも言えるでしょう。その場での議論に関連性がない上に、本質的な問題に対する真摯な説明を欠いているように感じられました。

もし過去に、会社の横領などの不正行為を認識していて、それが差別的な方法で行われていたとするならば、下っ端の従業員にもその恩恵があったとするならば、不正に関与し、利益を得ていたとしても、そのような会社はある意味、ホワイトな企業だったとと見なされるかもしれませんから。

現在の役所に虫のようにいるハケン会社だの、非正規についてのこれだけの批判がある中、上位の3割の正社員だけが給与を引き上げ、その20年間、下層ピンハネ従業員を何十年も搾取して賃金を削減、法人税を減らして政治献金に24億円をばら撒いている経営陣トップが「何が問題なのか?文句ある?」と言っている、この「せっこい世の中」に比べれば、当時のテレビ局は、かなり寛容なものです。

今回の問題で最も重要なのは、横領や差別的な行為がチャリティイベントとは別個の問題であることです。横領が行われたことや関与した人物の存在が他の善意や正当性を無効にするものではありません。別に彼らを責めているわけでもない。ただ日本海テレビがその横領を認識していたことや、その利益を得ていた従業員がいたことは、その会社の信頼性を相当に揺るがす話だけです。視聴者には関係のないこと。なぜなら、彼らがチャリティ番組を主催していたわけでもなく、いわば東京「お上」の放送局からの番組を垂れ流し放送しており、そのチャリティイベントに参加せざるを得なかった結果、そうなっただけのことです。

なので、この問題が過去数十年にわたって続いていたのか、全国の募金が日本海テレビ開局初の剰余金から生まれたものだったのか。過去何十年でたった1回か?っちゅうこと。これらの事実が民間放送としてのチャリティ活動の正当性を否定するものなのか、検証する必要があると言いたいだけです。バブル時代の放蕩活動なんかどーでもええです。つまり、こうした点についてしっかりと精査する必要があると言っているわけです。


だが元読売テレビ「幹部級」の辛坊治郎氏の番組内容はと言えば、日本海テレビの横領関与者の友人が、どこぞの地方FM局におるだの、バブル期の放蕩パターンを暴露しただけの話でした。彼はタクシーチケットの話を一例として挙げましたが、それは論理的には関連がない話を持ち出しているように思えました。

辛坊氏の話は、
バブル回顧の、ただの自慢話

に過ぎない。




僕から言わせると、24時間テレビの問題について言えば、その議論は論理をごまかすためのものに過ぎません。

大企業が行う華やかなイベントは、例えばNHKのように受信料を元に運営される公共放送とは全く異なります。私たち一般の人々には直接的な関わりがないことは事実ではあります。ただ、このような行動が行われている間に、そこで働く人々が恩恵を受けたり、昨今のように、食事する所さえ制限を受け、逆に格差社会で差別を受けることが問題になることもあります。


今回の最大の問題は、日本テレビと読売テレビが制作した24時間テレビというチャリティ番組が、障がい者支援を掲げつつ、40年間で年間8億以上、時には10億以上の寄付金を集めながら、その清算後に出てきた剰余金の一部が本当に日本海テレビの1回だけの問題だったのかどうかです。

個人的には、今回の日本海テレビの問題は、おそらく氷山の一角に過ぎず、同じような例が他の放送局でも過去40年以上にわたり清算後の剰余金、その他の悪質な例として存在していたのではないか?と疑念。確信しています。

それはどこの企業でもそうでしょうけれども、

年々の会計基準を厳しくすることでは、

 

絶対に解決しないということです。

 

タクシーチケットの配布がモギリ申請になるくらい。


例えるならば、地方行政や国家の予算なんかがいい例でしょう。

地方行政や国家の予算は、消費税や大阪万博など、どう使われているのか実態が見えにくいものです。財務省が厳格な会計検査を行っても、無駄遣いが減らないのは、まだ不正な利権団体や抜け穴を取り締まれていないこと、何兆円もの損失を計上した機関の責任が誰も取っていないからです。

たとえば消費税が172円あるとしても、そのうち政府が使うのは72円だと言われています。しかし25年前のガソリン価格が、高いとされる地域でもセルフスタンドで70円以下だったことを考えると、政府の仕組んだシステムには何かしらの矛盾があるように思えます。生産性の向上という点において、誰の景気を上げて、誰が潤っているのか。

そして、なぜ政治献金に24億円もの金額が使われる必要があるのか。このチャリティイベントの仕組みを隠すようなシステムと、日本の社会が同様の問題を抱えているように見えるのは、なぜなのでしょうかねえ…

 

 

知らんけど。



最後にもう一つ。

 

この24時間テレビの番組内容にかかわる事です。

結果的に言えば、このような番組でメインパーソナリティを務めるのは、昨今の性被害の被害者を抱えた芸能事務所のタレントがほとんどであり、マラソン参加者には高額なギャラが支払われていました。

更に、東京五輪の3兆円問題に関わった電通を含む広告媒体が経団連や経済同友会の企業を中心にそのコマーシャルを垂れ流し、その大半が24時間テレビで放送されていました。このことに対する責任は、ジャニー喜多川氏と違い、放棄しているのか。障がい者支援よりも、チャイルドアビュースなどより深刻な問題であることではなく、自粛しないのか。つまり、この番組の内容に深刻な問題があったのではないか。障がい者支援、賃上げを偉そうに言う前に、番組制作の実態や責任の所在を自己検証するべきではないでしょうか。


辛坊氏のバブル自慢話やメディアの浪費は、直接的には関係がない、のだけれども、彼らの時代に労働組合も経団連の支援もない状況で、長年下っ端だけがピンハネされ、リストラで給料は下がり、上位の3割だけが配当を受け取り、賃金は上がっていた。それにタクシーチケットを切りまくっていた偉そうなおっさんたちが全くリストラされず、その孫や娘にあたる女性の活躍や子供の手当などを言っているけれど、

実際は内部留保を増やしていただけだったんだ。

テレビ局は番組制作で評価されるべきである。けど何十年もの間、障がい者支援を名目にして、全国各地の放送局や芸能人を雇って寄付を募ってきた番組が、実際は特殊詐欺じみた行為ではないかと疑われるのは当然の話。


だがテレビをつけると、この問題だけはなぜか全スルー。

日本海テレビの清算で出た剰余金は、全国津々浦々、何十年に渡りたった偶然の一回限りだったのか、

疑念は尽きない。

もしチャリティイベントでなければ、一般の人にはまったく関係ないし、だから、この問題の責任は、その番組を何十年垂れ流してきた日本海テレビじゃなく、全国に番組を流せと命令し続けた日本テレビのトップ幹部が速やかに決断すべきではないのかなと。減給だけじゃ片付けられない問題。日本海テレビ下っ端の横領よりも、長年番組を制作してきたトップやその親会社、メディアグループの責任が追求されるべきちゃうのかなと。


ただ、それだけの話です。