こんにちは、MUSICA音楽教室です。
めちゃくちゃ寒いですね・・・大人の生徒さんも風邪ひきさんが増えています。
みなさんどうぞご自愛ください💦
さて、今日は
ハノンの使用目的
についてお話してみたいと思います。
前回記事で、ハノン1冊をただ練習しても
脱力やメカニックが十分には身につかないとお話しましたね。
なので、今日のお話は、脱力が身についていない前提での
お話として聞いていただければと思います。
まず、ハノンとは何なのか一言でというと、
音型パターン集約本です。
曲に出てくる音型の一節を切り取って、
重点的に練習し、その音型に慣れるためのものです。
例えば、テニスで言うとスマッシュ練習、
バスケで言うとドリブル練習、みたいな感じですね。
この楽譜は、モーツァルトのソナタKV205b ニ長調の一楽章なのですが、左手の16分音符の音型 と
ハノンの31番
同じ音型ですね。
曲にはこんな音型が出てくるので、
曲でいきなり出てきて混乱する前に
沢山弾いて、慣れておきましょー
というのがハノンの主たる使用目的①です。
そして目的②は、指の準備体操。
31番までは、どの曲も5本の指を使います。
なので、ピアノを弾く前の準備体操として使うことができます。
ハノンの使用目的③は、各奏法の反復練習です。
使い方をアレンジすることによって
リズム練習、スタッカート練習、レガート練習、ポリフォニー練習
などにもなります。
ハノンの使用目的④は、テンポコントロール練習です。
ハノンは同じ音型を繰り返しているだけなので
テンポを変えて弾くのもさほど難しくはありません。
いろいろなテンポで弾く練習をすれば、
テンポコントロールの練習にもなります。
ちなみに、ハノンを指の独立の訓練のために使用することは
もちろん可能なのですが、その場合注意することがあります。
打鍵していない指、手首、腕に
余分な力が入っていないことを常に確認しつつ、
正しい打鍵の仕方で、1音1音の響きを確かめながら
最初の1、2小節をじっくり1、2分ほどかけて弾く
と、指の独立の訓練にもなります。
しかし、ハノンの楽譜を1ページ丸々弾いてしまうと、
ただの体操になってしまうんです。
なぜなら、単調な動きを繰り返していると
人間はどうしても集中力が持たず、
慣性・惰性の動きになってしまうからです。
なので、ハノンを指の独立の訓練のために使用したいなら
むしろ、1ページを全部弾くことはしてはいけないんです。
どこかしらに力が入ったまま、または誤った身体の使い方のまま
強い打鍵を繰り返していても、多少の筋肉はつきこそすれ
脱力や指の独立を身に着けることはできません。
ということで、
ハノンの使用目的をまとめてみました。
①音型パターンの反復練習
②指の準備体操
③各奏法の反復練習
④テンポコントロールの練習
(⑤正しいやり方で使えた場合のみ、指の独立訓練)
になります。
ご質問等がなければ
次回は、具体的な使用方法についてお話してみたいと思います。
それではまた次回。
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