こんにちは、MUSICA音楽教室です。

 

前記事について、分かりにくいというお声をいくつか

いただきましたので、改めてまとめてみました。

 

まず、

 

通常の練習ではメカニックはほぼ身に付きません。

と申し上げましたが、

 

上達しません ということでは、けっしてありませんので

誤解のないようにお願いします^滝汗

 

 

①でもお話したとおり、テクニックを身に着けるだけで

ある程度まで上達はします。アップ

 

そして、メカニックよりもテクニックの方が、

勉強しなければならない量も圧倒的に多く、

素敵な演奏のために欠かせない要素として大きいです。キラキラ

 

 

 

おそらく、分からないと仰った方のお気持ちとしては

 

「ハノンやツェルニー、曲を練習していても

指も動くようになったし、強くもなった。

メカニックだって身についてるんじゃないの??

ほぼ身につかないってどういうこと??」

 

ということだと解釈したのですが・・・

違いますか?あせる

 

仰るとおり、ハノンやツェルニー、曲を弾く練習をしていれば

指も動きやすくなりますし、多少強くもなります。

 

②で述べたように、やはり誤解が生じやすかったかと思います。

説明も足りなかったですね。アセアセ

 

 

ただ、ピアノ演奏というのは本来

 

脱力をコントロールすることによって

柔軟性を高め、各部位が独立し、

身体を正しく楽に使って演奏すること

 

によって最大の魅力を発揮する楽器です。

 

 

つまり、メカニックの全ては根本的には

 

脱力の上に成り立つもの

 

と言ってもいいかもしれません。

 

 

力を入れることよりも、力を抜いて「無」の状態になる方が

ずっとずっと難しく、感覚が分かりにくいものです。

 

そもそも人間は、生きていると(場合によっては寝ていても)

どこかしらにわずかでも力が入っており、

それが「力が入っている状態だ」

という認識すらしていない方がほとんどです。

 

 

なので、脱力をコントロールするためにはまず、

 

【きちんと脱力できている状態】を認識する訓練から始まり

その後、各部分をそれぞれ独立させて、脱力したり力を入れたりが

自由にできるようになるまで訓練する必要があります。

 

 

力を抜く感覚よりも、力を入れる感覚の方が

分かりやすく日常的にも馴染みがあるので

 

多くの場合、指を速く動かしたり、手を広げたり、

腕を動かそうとすると、力を抜くどころか

力を入れてコントロールしようとしてしまいます。

 

これが「癖」というものです。

癖は、癖そのものだけを意識的に変えようとしなければ

変えることは大変難しいです。笑い泣き

 

 

ピアノで何か音型を弾く際、

同時に複数のことをこなす必要があるので、

癖が出てしまいやすく、

難しい音型を弾こうとしたり慣れない動きをしようとすると、

より力が入りやすくなります。

 

さらに脱力から遠ざかることになるわけです。

 

脱力をコントロールできていない中で

多少筋力をつけたり、動きを俊敏にできたとしても

それはピアノ奏法の根本(メカニック)

を身につけたとは言い難く、実は遠回りでもあり

いずれ無理が生じてしまいやすくなるものなのです。

 

 

脱力をまずコントロールできるようになると

指の独立や筋力の増幅もしやすくなります。

というか、指の完全な独立は、脱力ができていないとできませんあせる

 

 

その感覚を掴んだ上で、ハノンやツェルニーを

「メカニックを鍛えるために使用」することはもちろん可能ですし

有効でもあります。

その場合は、1曲全部を弾く必要はありませんが・・・

 

しかし、脱力をコントロールできていないまま

ハノンやツェルニーを沢山弾いても、

先ほどの「癖」が出てしまうので、

脱力や、指の完全な独立は身に着けられないのです💦

 

 

ハノンの<はじめに>のページでは

 

ハノンを練習していれば、難しいところもわけなく弾けるようになり、

ハノン1冊1時間で弾ける状態を維持していれば、すぐれた演奏に

いきつくことができる と書いています。

 

私は実際に試しましたが、大学入学当時の私には

そもそも通しでの全曲演奏が不可能でした。

 

時間以前に、途中で腕が疲れてしまったり、

特に後半は練習しても指定テンポで

弾けるようにならなかったからです。

 

ハノンは、ピアノを習いはじめてからずっと、

その後独学でも練習し続けていましたが、

フィンガートレーニングを勉強するまでは、

ハノン自体をきちんと弾けるようにならなかったわけです。

 

 

その後、最近になって試してみたところ、

譜めくり含め、一部指定テンポ以上で弾いたものの

1時間ちょっとかかりました。

 

学生時代、熱心にハノンをやっている人は他にもいましたが

そういう子ほど、メカニックは弱かったです。

 

これについては、次回また詳しくお話しますが

 

きちんとメカニックを身に着けたい場合は、

どこかしらに無理が生じたまま音の並びをこなすよりも

根本的な身体の使い方を学ぶ方がより近道で確実である

 

という証拠になり得ると思います。

 

ご興味があれば、ハノン全曲演奏、お試しください。

 

 

ただ、メカニックが足りなくても、

素敵に演奏できる曲というのも沢山存在していますね。

 

結局は、メカニックもテクニックも、つけなければいけないわけではなく

どこまで勉強して、どうなりたいかは完全に個人の希望次第に

よるところだと思っています。

 

ごくまれに、ほとんど教わらなくても

脱力が感覚的にできてしまう人というのはいるのかもしれません。

 

私は今まで周りでは見たことがありませんが、

10才未満でプロになる演奏者が何年かに1度くらい現れますね。

 

あの方たちは、生まれつきピアノに適した卓越した身体能力

を持ち合わせた上で、きちんとした教育を受ける環境があり

そのうえであのような状態になれるのだと思いますが、

そのくらいの確立なのではないでしょうか。

 

あとはきちんと教育を受けても、ぐんぐん吸収できる人と、

なかなか感覚がつかめない人、これは完全に個人差によるものもありますね。

 

ご質問いただいて、それにお答えする形ですと説明しやすいのですが、

自ら一方的に語る場合はどうしても分かりにくい部分が出てしまい

申し訳ございません。アセアセ

 

疑問やご質問などをいただかなければ、

次回は、ハノン、ツェルニーの効果と

使い方についてお話してみようと思います。

 

 

それではまた次回。

 

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