今日は何だか温かい愛に包まれた一日となりました。
通年のうちのクリスマスはセントオーガスティンに住む義父の家に家族が集まって、一緒に食事をするんですが、今年はちょっと違う形のクリスマスとなりました。
と言うのも、今回はいつもオーランドから来てくれる親戚カップルの家にお邪魔したんですけどね。
実はそのカップルはゲイなんです。
とってもステキなお二人で、私、個人的に大好きな二人です。
その二人がちょっと前に養子を迎え入れました。
その理由でいつもならオーランドからわざわざ来てくれてたんですが、今年は彼らの家で食事を一緒にしたわけなんですが、彼らがどうして、またどうやって養子を迎え入れたか、の詳細は割愛するとして、三歳になる男の子が今年から彼らの子として一緒にいる姿を見た時に、いやぁ、神様って本当に(いや、今までも神の存在は信じてたつもりなんですが…)いるのねー！っと、感じざるを得ませんでした。
もともとゲイカップルって事で自然には赤ちゃんは何かしらの手を使わないと子は授からないわけで、でもその二人の元には、ちょいとワケがあって母親が育児を放棄せざるを得ない事情の子が親戚の中にいたため、彼らが預かる事になりました。
ここまでくる流れも本当に自然で、まさに神様が愛する二人の間にエンジェルを送ってくれたんだなぁ、としか言いようのないような形でした。
二人の深い愛に包まれた彼は来た当初の顔付きとは天と地ほど違ってきていて、最初は睨み付けるような顔付きをよくしていた彼だったのに、今ではスマイルに溢れ、何よりも二人をパパとして、誰よりも信頼し、本当に幸せそうな姿の彼に私と夫二人ともメロメロでした
’’彼らの元に来る事が出来て本当に良かったね！”
って心から感じたし、今更だけど血の繋がりって別に関係ないんだなぁ、ってつくづく感じた瞬間でもありました。
今まで頭では理解してたツモリだったんです。血の繋がりが全てじゃない！って。
でもね、彼らの本物の愛を目の前にした時に確信せざるを得なかったです。その愛がこちらにも伝染して、とっても温かい気持ちになり…。
あれほど最初は誰とも目を合わせず、もちろん喋ってもくれなかった彼が、今では子供らしく、デイケアでも友達もでき、私達にもたっくさんのハグとキスをしてくれました。
(深い事情には触れませんが、彼らの元に来る前はそれはそれはひどい扱いを受けていたため、睨みつけたり自閉的な態度が目立っていたのです)
人って確実に本物の愛に触れれば、その愛がチャージされて、人間らしく、心を通わせる事ができるんだ、ってさらに確信しました。
と同時に、ゲイの二人が彼の子育てを楽しそーーにしている姿を見て、またまた私は
I'm so happy for you 
って本気で感じた私でした。
そしてたっぷりの愛を感じ幸せな気分になった私達は彼らの家を出てサヨナラしました。
そしてオーランドからの帰りに義父の家に寄ったわけです。
実は義父は一年前に義母を亡くしてからと言うもの、まだまだ心の傷、寂しさはもちろん消える事はなく、私達家族はいつも心配してました。
それが、これまた神様の仕業でしょうか 。義母が亡くなった時と同じ頃に、義父と同じく、ご主人を亡くされた方が同じ病院にいらっしゃったのですが、その病院を出入りする事がきっかけで、今、義父と、ご主人を亡くされたその女性、二人はいつの頃からかたまに会うようなり、お互い長く寄り添った伴侶を亡くした共通点もあったのも助けたのでしょう、仲睦まじく二人でご飯を食べに行ったり、お出かけをしたりするようになっていました。
今までは義父からその女性の話は聞いていたものの、今夜初めてその方と義父の家で会う事となりました。
彼女はとてもお料理の上手な方で、食べる事が大好きな義父はとっても幸せそう
何よりもこの一年、周りにいる私達はお義父さんが落ち込みすぎて、どうにかなっちゃわないか、心配しまくっていたので、正直この姿を見て一安心…。
でもよく考えたら私達の余計なお世話だったようです^^;
神様がちゃんと全てがうまく回るようにして下さってました。
もしかしたら落ち込む義父を心配した亡くなった義母が送ってくれたギフトだったりして
きっと今頃、天国でお義母さんはやっと幸せそうにしてる姿を見て、一安心してるかなぁ。
今日初めて二人でいる姿を見て、あー、またまた温かい愛じゃないのー！って感じたし、様々な愛の形がある事をつくづく感じる一日となりました。
本当、形にこだわってるのってアホらしいなぁって。
どんな形であろうと、そこに愛があればそれが全て。
その愛がどんどん伝染して、もっと愛に溢れる世界になってくれたらなぁーって強く感じたし、こんなに心から思ったことは今までにあったかなぁ。
クリスマスにはとっても相応しい愛に包まれるスペシャルな時間を過ごせたことに感謝です
たっぷり愛のチャージしましたよー