レミゼ、好きなんです。
1988年の帝劇2回目の公演からほぼ欠かさず見ています。
四季育ちなので、演目主義ですが、レミゼは、とても良いミュージカルだと思います。
曲も良いし、ストーリーも良いし。
身も蓋もない言い方をすれば、マリウスとコゼット以外、みんな死んじゃうのですが、それぞれの死にストーリーがあり、そこに共感を覚えてしまうのかもしれませんね。
ミュージカルとしては、バルジャン役の出来によって、舞台の良し悪しが決まると言ってもいいくらい、バルジャン役が重要だと思います。
鹿賀丈史さんから見て、山口祐一郎さんの歌に酔い、その山口さんが2011年で終わりっぽくて、「レミゼも終わりにしょうかなあ」と思っていたら、四季をやめた吉原光夫さんが2011年からバルジャン役になりました。
そして、初めて吉原バルジャンを見た時の衝撃、歌は上手く、さらに、芝居のできるバルジャンでした。
そこから、再度、レミゼ熱が再燃し、今日に至るわけです。
ここから批判もあるので、ご了承ください。
前置きが長くなりましたが、吉原さんのバルジャンは、ほぼすべて歌のレミゼ(セリフがない)でも、見事な感情表現で、それで歌も素晴らしく、一番好きなバルジャンです。
そんな吉原バルジャンを今回も見ることができました。
しかも、初の最前列です。(ありがとうございます)
最前列は、足元が見えないのですが、俳優さんの声がすごくよく聞こえてきます。
しかし、キレイにスコーンと聞こえてくる人と声が通りにくい人の差がけっこう明確に出ますね。
声がよく通るのは、吉原さん、小野田さん、ルミーナさんかな。
キャストについては、言いたいことがいっぱいあります。一言で言えば、俳優さんのクオリティの差が大きいと思います。もちろん、すべてのキャストを見たわけではありませんが、あまりにも差が大きいと思います。
ここで、誰とはいいませんが、「そこで音外すか💢」くらいの人もいました。
以前は、こんなことなかったのです。
間違いなく、知名度よりクオリティを重視したキャストだったなぁと思います。
しかし、今はね〜
もちろん、上手い人もいますが、そうでない人もいます。
ただ、チケットはよく売れていますので、興行としては、大成功です。(以前は、こんなに売れませんでした)
質がいいからと言って、チケットが売れるわけではないですからね。(ここが舞台ビジネスの難しさであり、面白さでもあります)
「おおっ」と思ったのは、木下晴香さん。
実物を見るのは初めてですが、あまりにキレイでびっくり🫢
木下さん、歌は上手いと思いますが、ファンティーヌのキーに合っていないように思いました。
どうしても、ファンティーヌは、濱めぐさんと比べてしまいますので。。。(比べちゃいけないのはわかりますが)
ルミーナさんは、すごいなぁー
あの声の出し方は、声楽出身ですかね。
オンマイオウンは、鳥肌です。
小野田龍之介さんも歌が上手い!
雰囲気作りも工夫しています。
できれば、もっと太い声?貫禄のある声が出るとすごいジャベになると思いました。
小林唯さんは、さすがでした。
学生の中でも、一番声が出ていました。
そして、歌(歌詞)が聞きやすい〜
四季に慣れた耳にとてもやさしいです。
アンサンブルでは、深堀景介さんが良かったなぁー
彼も四季出身ですね。
レミゼは、チケット入手が難易度が高く、なんとか吉原さんと飯田さんのバルジャンを1回ずつ見れるだけです。
それで、満足です。
吉原さんのバルジャン、本当に良かったです。
もしかしたら、これが、最後かもしれませんね。
ありがとうございました😊