八王子以来のジーザスです。

前回と変わったのは、

ユダ     佐久間仁

司祭1   正木棟馬

司祭2   中橋耕平

ペテロ  辻雄飛

ピラト  田島亨祐

です。


初の茅ヶ崎市民文化会館でしたが、これが、意外によかったです。

着いたのはギリギリでした。

キャスボを撮って席に。

まず、とても見やすいです。

11列目でしたが、近い…

そして、曲が始まりましたが、音響がよいかと。

前回の八王子よりは、格段に良いです。

だからなのか、前回より、上手い〜ってなります。

どう聞こえるかは、大事よね。


さて、さて、簡単な感想です。

佐久間仁さんのユダは迫力が違います。

声の強弱というか抑揚のつけ方がうまいですよね。

ロングトーンもスゴイし、シャウトも問題なしです。

やはり、ユダはジーザスを1人の人間として見ているのだなぁと感じました。

ユダがジーザスを見つめる視線、それを見返すジーザス、でも、ユダが(耐えられず)視線を外すその苦しそうな顔が何とも言えません。

佐久間さんは、歌だけではなく、細かい演技も演じる度に進化していると思います。

スーパースターは、佐久間さん独自のアレンジですね。

ソウルガールズとの息もピッタリ。

ガールズは、前回、川田菜々子さんでしたが、今回は小野実咲季さんでした。他の2人は、坂井菜穂さんと黒田果穂さんです。

ちょうど、身長のバランスも良く、体の振りもピッタリ。3人ともよく声が聞こえました。


マリアは、守山ちひろさんです。

前回も書きましたが、守山ちひろさんにピッタリの役だと思います。こう言っては失礼ですが、やや暗め(影のある)役の方が、彼女の良さが出ると思います。ちひろさんのマリアは、いかにもマリアっぽい雰囲気を出しています。

そして、ちひろさんの音域とマリアの歌がピッタリ。とても心地よくなります。

私はイエスがわからないは素晴らしいですね。

江畑さんがエルファバのお稽古中ですので、しばらく守山ちひろさんの連投になりそうですね。


そして、ジーザスは、神永東吾さん。

10年以上、神永ジーザスを見ています。

うまいものです。

八王子の時より、今日の方が、(かなり)よかったと思います。(音響だけではなく神永さんの調子がよかったと思います)

ゲッセマネは当たり前のようにうまいです。

個人的に好きなのは、パンとワインの歌を歌って、ユダが見捨てるだろうと予言をし、ユダとやり合う場面です。

あそこは、ジーザスとユダの歌の力量が試されるのですが、今回も、完璧に歌いシャウトしていました。


本当は、今日は加藤迪さんかなと思っていたのですが、加藤さんはラウルで見ることができ、ジーザスは神永さんとなんか得をしたような気分でした。

迪ジーザスは、またの機会ですね。


アンナスの吉賀陶馬ワイスさんは、別格ですね。

低音組の多い司祭チームで、ひときわ高い音で歌うのは、ワイスさんの伝統ですね。


シモンの柴田鴻洋さんは、本日のアルプのchallengeに載っていましたね。

それを読んでの観劇でした。

柴田さんも八王子よりもすごーくよくなっていました。

声量もさらにアップしていましたし、リズム感がでてきて、周りとうまく調和していました。

素人がアドバイスするのはおこがましいのですが、柴田さんは、『壁抜け男』のような音程やリズムを重要視する演目のお稽古をすると、彼の良さがもっと引き出されるような気がします。←余計なお世話です。


ペテロの辻雄飛さんは、舞浜でトライアングルをチンしているところ見たばかりなので、ずいぶん、多様な役をこなすなぁと。

辻さんは歌上手いですね。

音域はバス?バスバリトン?

低音域の声がいいですね。

辻さん、大阪のオペラ座で、1枠でしたよね。

これは、見たいですね。


今回、なぜか、ヘロデはすべて劉昌明さんです。

歌のアレンジもそうですが、妖艶な雰囲気も良いですね。


正木棟馬さん、大きいので目立ちます。

神殿のお買い物にもいましたね。

司祭1の方も衣装を変えて、お買い物か。


目立つのは辻茜さん。

表情がとても激しく、民衆の移り気な部分をうまく表現しています。


高倉恵美さんも目立ちますね。顔が小さいので。


ジーザス・クライスト=スーパースターは、曲が良いですよね。話がわからなくても、曲で楽しめます。

話がわかると、その奥深さに、ハマっていきます。

初めてみてから35年です。

最初は、ほとんど理解などしていませんでしたが、曲が頭に残って。それから、公演の度に、見にいって、すっかりハマりました。


これからも、2年おきくらいで、自由劇場で上演してほしいですね。