自由劇場以来のジーザスです。


今日は、書きたいことがいっぱいあります。

ちょっと厳しめのコメントもありますので、ご了承ください。 → ジーザスを愛するがゆえのコメントです。


まずは、ユダ役の吉岡慈夢さんのことから書きます。


自由劇場の時とは、全くの別物でした。

相当、お稽古したのだろうなぁと思いました。

元々、バレリーノなので、細身ですが、さらに、細くなったような気がしました。

それくらい、肉体的にも精神的にも厳しい役なのだと思います。


変わった点は、まず、声量が大幅にアップ⤴️していました。全ての歌でアップ。

特に、良かったのは、ジーザスに裏切りを言われる場面は、すごく良かったです。(ここが、自由劇場の時と一番違ったかも)

ジーザスもユダも迫力ありましたね。


そして、スーパースターもリズム感があり、声もよく通っていました。


あと、これは、吉岡さんなりのユダを演じているのだと解釈しているのですが、静なユダだなぁと。

佐久間さんのように激しく動かないですね。

これは、演技をしていないように見えますが(立っているだけに見えますが)、そんなことはなく、ジーザスを目視ような立ち位置のユダなのかと思いました。

そもそも、ジーザスを人間として描いているわけで、ユダは、同じ人間だろうというスタンスでジーザスと向かい合っているのだろうなぁと。


激しいユダもいいのですが、吉岡さんのユダは、ある意味、新鮮な感じでしたね。


カテコでも、口の動きから、「ありがとうございました」と言っていたと思います。


素晴らしい進化でした。


この役は、本当に難しく、佐久間さんも、最初は、今のようにシャウトできなかったし、あんな声量で歌っていませんでした。が、何回も役を重ねていくうちに、今のような完成形になりました。

ぼくが、初めて、佐久間さんのユダを見たのは、18年2月5日の川崎でした。

その時と今では、格段の進化です。


吉岡さんも、ユダを演じ続ければ、シャウトも上手くなると思いますし、リズム感ももっとよくなると思います。なんと言っても、ロックですからね、リズムが大事です。


神永東吾さんのジーザスは、さすがですよね。

10年以上、見ていますが、厳しいことを言えば、声が重くなったというか、やや濁ってきましたよね。

以前のような、澄んだスコーンという声が、やや減ったと思います。

ゲッセマネも、以前は、もっと伸びていたように思います。(あくまでも、感覚的なものです)

だから、今後を考えて、加藤迪さんが抜擢されたのかもしれませんね。

とはいえ、シャウトのテクニックとかは、素晴らしいですよね。


大ヒットなのは、守山ちひろさんのマリアですね。

これは、素晴らしい、ハマり役になるかもの予感です。

何といっても、マリアの曲が、ちひろさんの音域がピッタリ。

そして、少し陰がある感じの女性をうまく演じています。

高木美果さんっぽいかも。

(高木さん、すごく好きでした)


柴田鴻洋さんのペテロのは、多くの方が絶賛されますが、確かに、声量もあり、こぶしを効かせた歌い方は、素晴らしいです。

新人離れしています。

でも、何か足りないなぁと。

たぶん、リズム感だと思います。

本城さんのペテロと比較しますと、躍動感というか、ロックっぽさが足りないのです。

これも、経験かなぁと思います。


劉昌明さんのヘロデは、進化しましたね。

さすがです。

劉さんのアレンジが入っていて、短い時間で、魅せてくれました。


ピラトの山田充人さん、ちょっと、調子がよくなかったかも。音響のせいかも…


ソウルガールズは素敵でしたね。

久しぶりに黒田果穂さんを見ました。人猫以来かな。

ガールズがとても似合っていました。

(自由劇場では、すべて光井さやさんでした。)


辻茜さんは、何ともよく目立ちますね。


舞台は、自由劇場よりも、緩やかな傾斜です。

そして、横幅がワイドです。

自由劇場のようなイスラエルの荒野のような雰囲気は やや物足りないかもしれませんね。


八王子は、2018年の首都圏公演以来でした、


しかし、曲が頭に残りますね。

良い舞台でした。


ありがとうございます😊