今年は、KAATに通っています。

昨年は、CFYで通いましたが、ペースが違います。オペラ座の怪人の魅力はすごいです。


本日は、岩城雄太さんと海沼千明さんの組み合わせでしてが、ある意味、このペアは最高だと思います。


ミュージカルなのですが、まさに、って感じが強いです。

週初だからか、みなさんの張り切り具合がすごくて。

海沼さんとか、ほんと、ヤバかったですね。


そんな中でも、岩城さんですよ。

月並みな言葉を使えば演技力なのですが、岩城さんなりの魅せ方というか、芝居の運び方が絶妙だと思います。


また、岩城さん、見るたびに、演技が変わっているような気がします。

より、人間的になっていたような気がします。

それだけ、演じ方が自然な感じします。


ラストで、ファントムがベールを抱きしめて、そして、何か吹っ切れたかのようにベールを落とすところが、岩城ファントムの最大の見せ場ではないでしょうか。

クリスティーヌを愛して愛して、でも、叶わぬ愛、夢見たけど、やはり、仮面に隠れた人生ってことが、ラストに凝縮されているように思います。


極端に言えば、そこにもっていくまでは(ラストの怪人の隠れ家まで)準備運動、ラストを最大に盛り上げるための助走のような気すらします。


だから、ラストが、より切なかったり、共感したり、(見る人によって)様々な想いが起こるのだろうなぉと思います。


非日常的な設定だからこそ、岩城さんが人間味あふれるファントムを演じると、より共感するのかもしれませんね。


セリフの強弱も変えてきたり、いろいろとくふうしているなぁと思いました。


海沼千明さんのカデンツァは素晴らしかったです。

声量はすごいですね。どうやって、あの声を出すのだろうか?

きょうは、格別、声が出ていたように思います。


特に、PONRのアミンタでは、官能的というか。ちょっとした振りがキレているので、とても美しく見えます。

いや、とてもかっこいい。

それで、あの歌唱力ですからね。


墓場にては、いつものように、顔の表情を変えながらの熱唱はブラボーでした。


ラストの怪人の隠れ家での、海沼さんのベールを投げ捨てるあの投げ方が好きです。


宇都宮千織さんのラウルは、岸さんと比較すると、非常に面白いです。

声量とか、迫力、一直線なクリスティーヌへの想いは勝っているように思います。ここが、彼の良さですよね。

が、逆に、一本調子な感情表現になりがちな気がします。どちらがいいかは、好みの問題かな。


松尾優さんは、以前も書きましたが、さらに、歌が上手くなったと思います。元々、バレエ出身なのに歌が上手かったと思いますが、さらにです。

そのうち、大きな役が回ってきそうな気がします。

また、楽屋で、マダム・ジリーに叱られた後の

お稽古ばっかり、ロンデジャンプねぇ〜

がかわいすぎますね。


マダム・ジリーの木村智秋さんは、歌唱力もすごいのですが、演技をギリギリまでやりますね。(伝わるかなぁ?)


フィルマンとアンドレは、佐藤圭一さんと見付祐一さんです。これは、長いことオペラ座を見ていると、とても嬉しい組み合わせというか、ほっとするというか。

オペラ座に欠かせない2人が支配人ズというのは、感無量です。


河村彩さん、始まる前に、彩さんの発声練習が聞こえないかなあと耳を澄ましてみましたが、何も聞こえませんでした。

いつものようにというか、いつもより、声が出ていましたね。あまりの声量にびっくり🫢


アンサンブルでは、徳山稚子さんがいいですね。(ふぁんです)おかげて、6枠は、バッチリです。


バレエの方ですが、河津るり子さん、久しぶりでしたね。

そして、吉村侑姫さん、オペラ座で初めて見ました。先日、ライオンキングで見たのですが、流石に、印象が違いますね。

澁谷陽香さんのお猿さんは、とてもキュートです。


カテコでのバレリーナの並びですが、以前聞かれたので、書いておきます。

下手から、8, 12, 11, 10, 9, 7です。

なぜか、8枠が下手、あとは、上手から順番です。


カテコでの海沼千明さんのダッシュは健在。岩城さんも元気いっぱい。松尾さんは、素敵な笑顔😃でした。


あと2ヶ月ちょっとですね。

次の公演は、どこなのかなぁ。

本命名古屋かな。


そう言えば、吉田社長がいらっしゃいました。

要人が来ている感じはなかったですので、見に来ていたのかもしれませんね。

さすが、演劇好きです。


最後に、忘れちゃいけませんね、濱本さん、素晴らしい指揮でした。

タイミングが良いですし、音が揃いますね。


下手の2列目でした。