今日は、やや後方センターです。
こんな景色
四季の劇場は、基本、どこからでも、見やすいです😄
ネタバレがありますので、ご了承ください。
今日も、すごく良かったです。
というか、見れば見るほど良いです、
話の内容がわかってきて、フローやグレイの気持ちがよくわかるようになったことが大きいかもしれません。
そして、音楽がわかって来たので、すんなり話が落ちてくるのです。(これ、わかってくれますよね)
さらに、志音ちゃんが、わかりやすく言うと、肩肘を張らずに、普段着の歌と演技になって、フローの優しさが伝わって来たこと、ハギーは、さらに、深みがましていること、などなどの点から、とてもとても良かったです。
俳優さんも、話題のオリジナルミュージカルということで、緊張していたり、力み過ぎたりしていたのかもしれませんが、公演を重ねて、やや余裕も生まれて、本来の良さが出て来て、それが、観客にも伝わって来ているのかもしれませんね。
本日のぼくのハイライトは、ラストでグレイがフローにランプを贈る場面から涙が止まらなくなりました。サムシング・フォーを歌い、それがさらに涙を誘います。
ランプを持ったフローが光となる(光の中に消えていく)演出は最高です。
そして、ここからがすごくて、その後、グレイが歌う不思議な絆で、大大大号泣しました😭
何と言ってもハギーの声が良いし、フローを想う気持ちが伝わって来て、また、フローに優しく話しかけるように歌うので、やられちゃいました。
しかも、グレイの熱唱の後、グレイは上手の階段から舞台を降りて客席に入り通路を歩いて退場するのですが、今日の席が通路横という偶然で、目の前にハギーが来ましたよ。
萩原隆匡さん、素晴らしかったです。
ハギーが不思議な絆は、「一度聞くけば忘れない」みたいなことを言っていましたが、その意味が、よーくわかりました。
最近のぼくの鼻歌の1位か2位です。
ハギーは素晴らしいのですが、志音ちゃんも負けず劣らず素晴らしかったです。
フローの強さは演じやすいと思うのですが、前述したように、今日はフローの優しさがうまく表現できていたかなぁと思います。
歌は、最初のカゴの鳥の願いは、じっくり聞きますと、すごく難しい旋律ですね。
志音ちゃんは、それを見事に歌います。
あれ、結構、難しそうですね。
走る雲を追いかけて(クリミアに行こう)は、目頭が熱くなってしまいます。
ここで、うるうる🥺してしまうのですが、何となくフローの意志の強さ、看護師の使命感などなと、心に響きます。(実際の看護師さんが見たら感動すること間違いないですね)
もちろん、曲も素晴らしく、耳に残る名曲だと思います。
割と好きなシーンは、オイルランプに火をつけて、フローとグレイが会話をするところです。
ランプという小道具がとても効果的だなぁと思います。
これが、前述のラストに生きてきますよね。
このランプの意味するところは、2人の愛の形なのかなぁと思ったりします。
また、フローが撃たれて生死をさまよっている時、グレイがキスをして自分の霊気をフローに分けるシーンもいいですね。
ここは胸が詰まります。
こうやってまていきますと、グレイの心の変化こそがこのミュージカルの面白さで、その変化の原因がフローの想いなのでしょうね。
最終的に、グレイが100年かかってフローへの愛を記録し、そして、歌った不思議な絆に大号泣したのかなぁと思います。
書いて思いますが、くせになるミュージカルですね。
ジョン・ホールは、野中万寿夫さんでした。
この手の悪役をやらせるとうまいですね。セリフのとーんと間の取り方がいいのだと思います。
憎らしさよりも、ダメな上司っぷりが前面に出ていて、瀧山さんとは、ちょっと違う演じ方かなぁと思いました。
そして、デオンは、岡村美南さんなのですが、美南ちゃんだけ、音が大きいのはなぜ?声量があるから?ボリュームが強めの設定?
音のせいもあり、すごい迫力でした。
殺陣は、お見事なのですが、ハギーが攻めて、美南ちゃんが受け手のような感じですね。男女の違いもありますが、ハギーの殺陣は見事です。
木村奏絵さんのエイミーはいいですね。
ちゃんとフローを立てているところが、それっぽくて好感度高いです。
やはり、奏絵ちゃん、歌が上手いです。きっとフローもできるのではと思いました。
アンサンブルもバッチリでした。
後方の席なのに、いつもの高倍率オペグラがなかったので、判別できるか不安でしたが、問題なしでした。
持田紗希さん、いまさらですが、いい声していますね。
潮崎亜耶さんが映画「天使にラブソング」のメアリー・パトリックに見えてしまいました😅
相変わらずボリュームのあるいい声です。
矢鳴優花さんは、小柄ですし、ダンスですぐわかりますね。(美女と野獣でよく見ていたので)ダンスはキレイです。
織田なつ美さん、役のせいかもしれませんが、いい感じで色気がありますね。
清水智紗子さんは、蓮の母で聞かせてくれたキレイなソプラノというよりも、重量感のある歌を聞かせてくれました。いろいろな歌い方ができるのですね。
安田楓汰さんの声、好きですね。ルフウでよく聞いていましたが、久しぶりに聞きました。
本日も満席でしたね。
評判も非常に高く、四季の方々もほっとしているようでした。
8月までのチケットは、かなり売れていますが、9月以降は、◎がいくつかあります。
間違いなく大人気になると思いますから、早めに予約した方がいいかもしれません。
(四季から何か言われているのではなく、純粋にそう思います)
ぼくは、定期的に見に行こうとと思います。
(なぜ、オペラ座と被っているんだとちょっと腹立たしいです)