今日のオペラ座も熱かったです。
「おおっ」とうなったのは、墓場にてでの三重唱。
これは、素晴らしかったです。
前回は、海沼さんの声が抜きん出ていたのですが、本日は、海沼さん、清水さん、宇都宮さんの声量がバランスよく、よくハモっていたと思います。
ハンニバルでは、聞き慣れた河村彩さんの声がKAATの屋根をぶち破るくらいの勢いで飛び込んできました。
彩さん、東京の頃より、少し絞った（痩せた）？
それでも、パワーは衰えるどころか、アップでしたね。
変な希望ですが、彩さんのTOMを最初から最後まで聞いてみたいですね。ファントムの邪魔なしで。
さてさて、海沼さんクリスティーヌ、本日も魅せてくれました。
歌は、相変わらずのパワフルさ。
海沼さんのPONRが好きで、恋に溺れて行く様子がよくわかり、そこで、ファントムに気がつき慌て出すその変化の具合がツボです。（すいません、ファンなので）
そして、全般に、表情がいいです。とても、喜怒哀楽がわかりやすいです。
さらに、今さらですが、ぼくの見たクリスティーヌの中で、一番ダンスが上手いと思います。
マスカレードでは、特別に、海沼クリスティーヌ用のソロのダンスの場面があってもいいかもと思うくらい海沼さんのダンスを見たいかも。
ターンは速くて安定していまし、足もきれいに顔まで上がっていました。
そして、ファントムは清水大星さんでした。
ややカン高い声が特徴です。バリトン系のファントムに慣れ親しんだ耳には、なかなか、新鮮な感じです。
声量は、何の問題もなく、爆音を聞かせてくれますが、ペガサス像での囁くような歌もうまいですね。
東京以来ですが、東京とは、ずいぶん、変わったなぁと思いました。
いい意味で、激しさが消えていて、その代わりに、どうしていいのかわからない、例えれば、子どもがどうすればいいのか困っているような状態がファントムの哀愁をうまく表現しているなぁと。
（ビーストももっとも子供っぽく演じますよね）
岩城さんとは、まったくアプローチが違いました。
どちらがいいではなく、どちらもいいのですが、あえて言えば、岩城さんは芝居（演技で泣かせる）、清水さんはコンサート（歌で泣かせる）でしょうか。 → 個人的な見解ですので。
意外にも良かったのは（意外なんて失礼ですよね）、ラウルの宇都宮千織さんです。
歌がうまいのはわかっていましたが、ラウルの音域と宇都宮さんの音域が合っているのかもと思います。
筋肉質でガッチリ体型なので、強いラウルのイメージで良かったです。
メグの森本愛莉さんは、慣れてきたのか、落ち着いていましたね。メグ役は、バレエができないといけませんが、森本さんは、歌も上手いですね。マネでの輪唱でも、ちゃんと聞こえましたよ。
マダム・ジリーは、秋本みな子さんなのですが、メグのイメージの方が残っています。
両方演じた人は、秋本さんくらいでは？
（世界的に見ても）
今回、2回目なので、落ち着いてあちこち細部をみれました。
オペグラを多用して、アンサンブルの確認もバッチリ。
大好きな小川晃世さんもいました。
バレエ組は、先週と同じでしたが、より細かいところまで見れました。
佐野奏実さんは、楽しそうに踊りますね。
そして、三島瑞稀さん、キリッとしていますが、お猿はかわいいです😍
大家征也さんは、どこにいるかすぐわかりますし（あの身長ですからね）、ダンサーの西村一輝さんのジャンプ力はすごいかも。
今日は、吉田社長をはじめ、多くの四季の方がいらっしゃっていました。誰かVIPでも来ていたのかなぁ？
本日も満員🈵
指揮は濱本広洋さんでした。
前回より、オケの音がきれいに聞こえました。
しかし、俳優さんによって、こうも違うとマエストロは大変かもしれません。
1幕マネのシーンで、変な音（きーきーきー）が3回ほどしました。
スピーカーかなんかの接触がうまくいっていない時の音のような感じでしたね。
アクシデントはつきものです。
本日も、オペラ座、楽しめました。
席は、前方神田サイドでしたが、何の問題もありませんでした。
また、四季の馴染みの方にもご挨拶できました。
さあ、明日は、初のゴスレです。
